転生したのは乙女ゲームの世界でした

もふもふを助けました

学園から帰宅中

「助けて痛い･･･誰か助けて」と声が聞こえてきました。

「お兄様誰かが怪我してるのかもしれません。痛い助けてと声が聞こえます」

「声？俺には聞こえないけど･･･」

えっ？お兄様には聞こえてないの？

馬車を降りて声のするほうへ向かいました。

「お兄様この辺だと思うのですが･･･」

そこには前足を怪我して血が出ている、もふもふの子犬がいました。

もしかしてこの子が助けを求めてたの？

「私の声聞こえるかしら？怪我してるのね。治してあげるからじっとしてて。ヒール」

怪我してる部分に手をあてヒールをした。

手から金色の光が輝き

「治ったかしら？もう痛くない？」

「痛くない、治ってるぞ･･･痛くて動けなかったから治してくれて感謝する。俺は狼のフィルだ。人間と会話出来るのに驚いている」

「よかった。フィルは狼なのね。犬だと思ってたわ。私はシャーロット。私も会話出来ることに驚いているわ」

「シャロン、いつからヒール使えるようになったんだ？それに動物とも話せるのか？驚いたよ･･･」

「お兄様、最近ヒール使えるようになったんです。動物の声が聞こえたのは初めてで会話出来たのも突然でびっくりしました」

「そうなのか。ヒール使える人少ないから･･･とりあえず人前で使うのは控えてくれ」

「はい、わかりました。人前では控えますね」

「シャーロットありがとう。なにかあれば俺を呼んでくれ。これを付け俺の名を呼べば、かけつけるから。じゃあまたな」

フィルから紐ブレスレットのような物をもらい去っていった。

動物と話せる、ヒールの能力って乙女ゲームではシャーロットは持ってなかった。

狼のフィルも出て来ないし

わけわかんないんだけど･･･。

乙女ゲームに聖女設定もなかったし大丈夫だよね？

人前で使うとややこしくなりそうだからやめとこう。