ライアン様とデート

婚約後、会えていなかったライアン様と、やっと会えることになって

朝からドキドキしています。


「ララ、おはよう。今日ライアン様が13時頃いらっしゃるからよろしくね」


「シャーロットお嬢様、おはようございます。はい、ライアン様もいらっしゃることですし、とびきり可愛くさせていただきます」


「ありがとう、楽しみだわ」


ララに着付けてもらいました。


「シャーロットお嬢様、とても可愛いです。ライアン様もきっと喜んで下さいますね」


「わー!可愛くなってる。ララありがとう」


13時前になりライアン様がいらっしゃいました。


「シャロン久しぶり、ずっと会えなくてごめん」


「ライアン様お久しぶりです。寂しかったのですが、お仕事が忙しいのは、わかっていたので大丈夫ですよ。今日会えて嬉しいです」


「ありがとう。俺もシャロンに会えて嬉しい。ドレスも可愛いね。よく似合っているよ」


「ありがとうございます」


「天気もいいし、映画観に行かない?」


「いいですね。行きましょう」


「じゃあ、行こうか」と言って笑顔で

私の前に手を出されたので、ドキドキしながら手を重ねました。


それから手を繋いで歩き、映画館に行きました。

映画館に到着し館内に入りました。


「シャロンどの映画にする?」と聞かれ


恋愛もの・感動もの・アクションものがある。

どれにしようかなー。

迷ったけど、恋愛ものにしました。


「私は恋愛ものが観たいです」


「じゃあ、それにしよう」


席に座り、上映が始まりました。


上映が終わり

カフェに寄ろうって事になりカフェに来ています。


「シャロン大丈夫?すごく泣いてたけど」


「映画のお話が、悲しくて泣いちゃいました。両思いなのに好きな人と一緒にいられないなんて・・・」


王女様と平民の騎士との悲恋物語で

お互い思い合ってるのに、身分差で引き裂かれるのを観て私は号泣しました。

なんて悲しい話なのだろうと・・・。


「そっか。好きでも一緒にいられない人は、たくさんいると思うよ。俺はシャロンに出会って好きになって、これからも一緒に生きていけることが、すごく嬉しいんだ」


「私もライアン様に出会えて好きになれて嬉しいです」


「もう夕方か、時間が経つの早いね。シャロンともっと一緒にいたいけど、家まで送るね」


「はい」


ライアン様は家まで送ってくれました。


「一緒にいれて楽しかったよ。ありがとう。また会いにくるから待ってて」


「はい、送って下さりありがとうございます。また会える日を楽しみに待っています」


「うん」と言って帰られました。


次はいつ会えるのかな。

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