「スミス様、初めまして。シャーロットと申します。改めまして私の回復祝いパーティーにお越しいただきありがとうございます。いつ、こちらへいらっしゃったのですか？先程、ご挨拶周りした時にはお見かけしなかったので」

「今、到着したばかりなんです。実はシャーロット様のお兄様のアレン様にパーティーに誘われまして。アレン様がときどき騎士団の鍛練を見学されていて知り合ったのですが」

えっお兄様に？

お兄様とライアン様が知り合いとは

存じ上げておりませんでした。

お兄様に感謝！

出会うのは、まだ先だと思っていたから。

お兄様誘ってくれてありがとう～。

「そうなのですね。お兄様とお知り合いとは驚きました。私も鍛練している姿見るの好きなのです」

「それでしたらシャーロット様さえよろしければいつでも騎士団の鍛練見に来て下さって構いませんよ」

「ありがとうございます。では、お言葉に甘えさせて見に行かせていただきますね」

「ぜひ。シャーロット様、言い忘れる所でしたがドレス可愛らしいですね。よくお似合いです。では、私はこの辺で失礼させて頂きます。また騎士団でお会いするのを楽しみにお待ちしています」

ライアン様は

私の手を取り手の甲にキスをして

お帰りになられました。

どうしましょう。

ライアン様にキ、キスされてしまいました。

心臓のドキドキが止まりません。

その後、どうやって自分の部屋に戻ったのでしょう。

記憶がありません。

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