27、トーニャ駆ける
・機関車
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GM:トーニャが機関車に飛び込むと、機関士のドワーフと助手の人間は驚いて振り返ります。
トーニャ:とりあえず、8号車が切り離されたの! 今すぐ列車を止めてぇ! と叫びます。
GM:そうですね。必死にトーニャは訴えますが、機関士たちは困惑して直ぐには動けない様子です。
トーニャ:あぁ、これだから男は! 停車方法はわかりますか?
GM:はい。トーニャは以前、機関部を見せてもらった時に、有事に備えて教えてもらっています。
トーニャ:おぉ! それなら私が止めます!
GM:わかりました。緊急停止レバーがあって、トーニャが飛びついて力いっぱい引いたことにしましょう。レバーを引けば、キキーッ! と緊急停止をします。
トーニャ:やった!
シャルリーヌ:やりましたね!
GM:我に返った機関士のドワーフが抗議をしてきますがどうします?
トーニャ:逆に襟をつかんで、神官でしょ? 来て! と機関士を連れてリナリアさんのところに戻りたいです。
気絶中のリナリア:もう倒れているけど助かります。
トーニャ:あと、もう一人の人には急いで列車をバックさせるようお願いしておきます。
GM:そこまでされると、勢いに気圧されて素直に従ってしまうなぁ(苦笑)。まぁ一応、後方を見て切り離された車両を確認はするでしょうしね。
トーニャ:お願いします! と念を押して私はリナリアさんのところに急いで戻ります!
疾風のごとく現れたトーニャの手によって急停止をした南方国際鉄道の巨体は、次に「バックせよ!」との彼女の指示に応えて逆走運転をはじめ、徐々にその速度を上げて行った――。
GM:列車が8号車のところに戻るのは、3ラウンド後とします。
リナリア:思ったより離れていなくて良かった。
GM:ま、これはトーニャの素早い活躍もあってのことでしょうね。
トーニャ:やった!
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