20、容疑者たちの集会
・8号車:2階展望室
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GM:展望室に「何事ですか?」と、不安そうな顔をしてぞろぞろと乗客が集まってきます。最後にやってきたのは、ドロシーというメイドです。
リナリア:オークシィ夫人のメイドだよね?
GM:そうです。ドロシーは「あの、夫人は気分が優れないということで部屋に籠っているのですが、大丈夫でしょうか?」と言います。
シャルリーヌ:え、それは困りますね。
トーニャ:具合が悪いんですか?
GM/ドロシー:はい。お年も召しているのでこの頃よくあることなのですが……。
シャルリーヌ:うーん……ドロシーさんは、見たところ普通のメイドですか? 戦ったりはできそう?
GM:いえ、全然そんな風には見えませんよ。
シャルリーヌ:さて、どうしましょう。夫人に来ていただかないと話が進められませんね。
トーニャ:じゃ、私がドロシーさんと一緒に夫人を迎えに行きますか? 皆さんは、他の乗客の人と一緒にいてください。
リナリア:いや、ここで分断行動は危険じゃないかな。
シャルリーヌ:もしくは、リナリアさんのファミリアを付けておくか……。
リナリア:ファミリアを攻撃されると、一方的にやられる可能性があるからなぁ。
トーニャ:どうしましょう?
うーん……と、万全を期したいので長考に入るPC達。ドロシーは疑わしいが、オークシィ夫人という彼女の身近な人間がいるので、100%疑いきれないというところなのでしょうか。
GMとしては、疑うべきものはしっかりと一つずつ潰して先に進んでほしいなぁと思うのですが、PCが3人しかいないので取り返しのつかない事態になることを警戒し、大胆な行動になかなか出られないそんな様子です。
しかしながら、セッションに掛けられる時間は有限。GMは新たな展開を起こす事にするのですが、それがまさかあんな事になるとは――。
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