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  • 一話完結への応援コメント

    初めまして。河藤十無と申します。
    拙作をフォローして頂いたのもご縁と、まずは一作読ませて頂きました。
    プロフィールを拝読すると音楽をされていたそうで、そのためか自分には出来ない、詩のような言葉回しに唸らされました。
    大変興味深いお話でした。

    作者からの返信

    メッセージ、ありがとうございます。いや頂いた応援の返事の中で恐縮ですが、河藤さんの作品、おもしろいです!クオリティも高いです!これから★の数もどんどん増えてご活躍のことと推察しますが、河藤さんの作品、これから楽しんで読ませて頂きます。河藤さんの作品を読んで、趣味の小説とは云えもっと読者を意識しなければ、と思った次第です。がんばります。


  • 編集済

    一話完結への応援コメント

    このお話を読んで一晩経ち、私的な解釈がぽつぽつと現れてきたのですが……旧約聖書にある、ソドム(悪徳の街)に住んでいたロトの話を思い出したのです。

    ソドムが天罰により滅ぶ前、ロトの家に天使たちが現れたのです。なぜかというと、ロトを助けるためなのですが……そして、その天使たちを見たソドムの住人(男性)がロトの家に押しかけ、(性行為をするために)天使たちを出せと騒いだ……そんな場面があるのです。

    男の娘、という存在はなんとなく、ソドムに現れた天使のようだなあ、と思ったのです。聖書には「その天使たちはえもいわれぬ美しい姿で男らを惑わし」などとは、書かれていないのですけどね。

    「記憶を失った天使が、現代に現れたら」なんて、そんな事も思いました。
    全体として、美しいお話だと思いました。

    作者からの返信

    きのこさん、ありがとうございます。恐縮です。ロトの話、初めて知りました。いや、人間の欲望というのは大昔から猥雑で底知れないものだったんだなあ、と思いました。それを知っていたからこその、このロトの話なのだから。「男の娘」は面白いです。実物は怖くて見れませんが、物語のキャラクターとしては面白い。本来女性としては愛されない筈の彼らを虚構世界に投入すると、人間の本性と言うか在り様を、浮き彫りにしてくれるような気がします。

    「記憶を失った天使が、現代に現れたら」
    いや、詩人ですね、さすがきのこさんです。
    残酷で、美しい物語になりそうです。

    いや待てよ、そうか、ソドムは天罰で滅んだんだ・・・