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バブみ道日丿宮組

お題:でかい君 制限時間:15分

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 年齢不詳。

 そこがネックではあったものの、いざ付き合うとなると問題はなかった。

 とはいえ、相手は巨人なのでいろんなことができない。

 会話らしい会話も今までしたことがない。

 とんとんと僕は彼女の首筋を叩いて、行き先を告げる。彼女はそれにしがって進む。そういう関係がかれこれ5年経過してる。

 食文化の違いはあまりなかった。

 こちらが肉だと思うのは肉だし、魚といえば魚、虫だと思うのは虫。

 巨人がいる世界では当然動物も虫も魚もでかい。巨大なものは恐竜と呼ばれ、人間にとっては災厄の動物として登録されてる。

 彼女がくれる肉は1メートルもあるボリューム満点具合。

 当然一部しか食べることはできないので、残りは全部彼女が食べてる。

 性生活はどうしても一方的になった。

 性器にかぶりついたり、中にはいったりと、だいたい僕がしてあげてる。普通の人間と巨人の彼女であれば、ピンポイントに責めることができて、彼女は大きな声をいつもあげてる。

 子どもができないということはなく、僕の遺伝子を彼女に与えれば子どもができる。それは仮に他の動物であっても同じ。

 今じゃ人間というくくりであっても、間になんらかの動物が入ってるものだ。恐竜との子どもが巨人とされてるが本当かどうかはわかってない。

 最初からいたのか、いないのか。もはやそこら辺のデータは残されてない。

 跡形もなく消し去る動物がいるのだから、仕方のないことかもしれない。

 追われるもの、食われるもの、犯すもの。

 様々な動物が暮らしてる世界で、どれか1つが支配するということはない。

 じゃんけんのように必ず天敵となる存在がいるからだ。

 小さい虫であっても毒はある。

 必ずしもデカければ強いことはない。まぁ小さければ強いということもないのだが。

 そういうわけで僕は今日も彼女と生きてる。

 かつて住んでた街を彼女が壊してたとしても、それは過去の話なのだから。

 

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