空白の夜が明けて


 あけおめ! ことよろ!


 怒涛のあけおめメッセージに、こちらも負けじと返信する。おめでたいのは間違いないが、同じ内容を送るのは結構面倒くさい。


「えっ!?」


 その中に、文理選択でクラスが離れてから疎遠になった友達がいた。


「……よし」


 あけましておめでとう!


 今年は、空白の時間を埋めたい。

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