変わる怖さを乗り越えて


 休日に幼馴染とゲーセンに行った。


「ね! あれとれる?」


 入るなり彼女は嬉々としてクレーンゲームを指差す。その先には、巨大なぬいぐるみ。


「いや……」


 無理だろ、と言いかけてやめた。


「やってみる」


 挑戦するも失敗。1回、2回……


「……あのさ。これとったら、付き合ってくれない?」


「……いいよ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る