世界最弱だと思っていた自分が人間界では最強でした

コラボイズ

人間の世界

プロローグ

 数十年前のある日のこと。大雨が降っている。

 大雨の中紋章もんしょうがついた服を着ている男が必死で走っている。

「ここまでこれば奴も手を出せまい」

 神殿についた男の安心も束の間だった。後ろから来た男が神殿の中に入ってきた。

「何馬鹿ばかな。神聖力の溢れること地に入って来れるなんて」

 後ろから来た男がそれを聞き不気味に笑う。

 男は神殿の中に逃げ込んだ。

「俺の仲間は全員洗脳されてしまった。俺ももうすぐ洗脳されるだろう。その前にこの剣を」

 男は国宝の剣を持って走っている。

 神殿の奥深くまでやってきた男は剣を台座に突き刺す。

「この剣を拾ったものよ。どうか我らを救ってくれ。あのカオスと名乗るドラゴンのオクは計り知れない。奴が世界を支配してしまう前に」

 男は台座に封印術ふういんのじゅつをかけ、台座の存在を隠した。

 男は後ろからやってきた男に頭をでられる。

「カオス様の為に」

 男はカオスと名乗るものに服従した。

 この後の男の行方を知るものはいない。

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