第2話 二厶ノロメルム 

「先輩?そろそろ鬼退治にも慣れましたか?」


「慣れるもんなのか?」


「それは僕にも分からないですね〜」


この光景には慣れてきた、人間が空を飛ぶか………

イヤもう人間ではない魂

言葉では簡単だが意味は複雑だ、魂には3つの種類がある。


霊魂

生者が寿命等により死亡した場合魂が己の肉体を可視化した状態、魂には視える光の柱に目掛けて歩き続ける者。生者には幽霊に視える。


欲に負けた魂が意志と生きる意味が暴走して霊魂を食らい続ける、鬼には二種いる赤鬼青鬼姿が違うだけで何かが上がる訳ではない。

生者には悪霊に視える。


死神

鬼の魂を吸収して自身の何か大事な事を思い出す為に鬼を倒す存在、死神にはどちらの幽体の現実と生体の現実どちらも視える。生者には視えない。




「先輩?一つ忘れてないですか?死神には願いを叶える事が出来るんですよ〜」


「俺の心を読むな!てか本当に叶うのか?」


「さぁ〜それは僕にも分からないですね」


死神には一つだけどんな願いも叶える事が出来る現実世界の奇跡と呼ばれる現象が死神によるものだと言う事。

デメリットがは自身の消滅、消えてしまえばその者の願いが叶ったか分からないのだ。



「だよなそういえば死神て俺達に以外にも居るのか?」


「ん〜居るにはいるんじゃないんですか〜

まぁ僕が死神になった時はお爺ちゃんでしたけど15年死神やってたて聞きましたけど

なんの願いを叶えたのか消えちゃいましたからね」


「ふぅ~んそれから一人で鬼退治してたてこと?」


「そそ先輩に会うまではですけど

なんて言うか死神て時間の流れが早いんですよね」


一日の時間の流れが現実世界の半分12時間で終わりを迎える。朝も夜も関係なく死神が見えてる世界は生者の見えてるものと色濃く似ている


それは鬼が関係してくる


俺………由云(ゆい)は死神になってもうすでに三年大事な事は未だに思い出せずにいた。


もう一人のこいつは、乃李(のり)現世の時所属していた会社の後輩だった。俺が転勤が多くて仕事場で会わなくなったんだっけな。


それでもSNSとか電話で話す事が多かったはず

いつだったかな〜何かのきっかけでノリと遊びに行く事がなくなった。



ノリの事は思い出してきたんだが他が全く思い出せないだよな。


「先輩そろそろ彼女さんの事は思い出しましたか?」


「それがまったく〜

ノリはどのくらいで全部思い出したんだ?」


「………全部は思い出してないですね

今の自分になった記憶は思い出しましたけど


僕もまだまだ死神になって7年ですから知らないこともいっぱいありますからね〜」


鬼は死神の消えた記憶が核となり形をなしている大抵はある日の夕飯はこれを食べただろうとか他愛ない事を思い出す事が多い。


鮮明に思い出すわけではない断片的にパズルのピースを埋めるように一欠片ずつ集めている大事な事をを思い出すまで。



今日の鬼が居た場所には少し不思議な点が多かった鬼は未練がある場所に居る。自分の骨がある墓の前に居る鬼はいない。


「今日のは僕の記憶じゃないみたいですね」


「俺のか……」

鬼の霊魂に手をかざすと死神の精神体に循環する人間で言うと血液見たいな物


燃えたぎる家何がとうなってそうなったのかわかるすべはなかった


土曜日の変わらない日常いつものように彼女とう話をしていた。たまには一緒に買いもん行くもの良いと

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