彼女の名は…

僕は、駅のホームのベンチに座っていた。

特に何かするわけでもなく、ベンチに座っていた。


朝7時10分

通学・通勤のため、沢山の人がホームにやってくる。


彼女はいつも通り、友達と仲良く通学していく。

良かった、昨日の怖い体験は大丈夫だったみたいだ。


彼女はいつもの場所で立ち止まり、友達と仲良くおしゃべりをしていた。


ふと、彼女は僕のほうを見た。

そして、彼女と目が合った。


わけはなく、僕の後ろに知り合いがいたらしい。


彼女はその人に手を振って声をかける。


「トウマ君おはよう。」


僕の心臓が高鳴った。


「おはようリンさん。」


僕の後ろの少年は、彼女の挨拶に応えて近寄って行った。


そうか、りんちゃんっていうのか…

一つ情報ゲットだぜ。

今日もりんちゃんにとって、いい日でありますように。

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