中華紅小国物語
桃陽
プロローグ
紀元前二〇二年__その年は中華が大きく変動した年である。始皇帝が中華を統一した秦朝は僅か二代で滅び新たに漢が樹立。前漢として新たに中華を治め始めた。史記にも詳細に記されているこれは周知の事実だろう。
しかし、歴史の表舞台に登場しない数々の小国の存在を知っているだろうか。小さいながらに知恵や武を駆使し懸命に生き抜いた英雄達を。今日は激動の時代、小さな国に生まれた二人の話をしたいと思う。
史記にすら登場しない国だ。まずは話の舞台となる国の話からしよう。
まだまだ小国は存在するが取り敢えずはこの三国を紹介しておこう。そして最初の舞台は中華指折りの豊国、華国である____
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます