一週間後、君が夜に眠るまで
鈴響聖夜
プロローグ
彼女は小高い丘の上からキラキラと輝く街を見下ろし、泣きそうな、消えてしまいそうな声で呟いた。
「街の灯りの数は、幸せの数と同じ。幸せが増れば、世界は明るく照らされる」
それは彼女の願いだった。
常に人の幸せを願い、その為なら命すら賭けられる。
彼女に照らされた人々は数え切れない。僕もその一人。
「もう少しだけでいいから、照らされていたかったかな。なんて、わがままだね。私は」
でも彼女は、僕と肩を並べてくれた。
好きだと言ってくれた。
そして彼女、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます