後編 真っ赤な花火、前から見るか裏から見るかへの応援コメント
おお〜すごい((((;゚Д゚)))))))
たった2話なのによく作り込まれた構成と心理描写に惚れ惚れしました!
先程は拙著にレビューをありがとうございました(*´∇`*)気に入っていただけて嬉しいです。
作者からの返信
あしわらん様、この度は拙作を読んでくださりありがとうございます。
構成も心理描写も褒めていただけて非常に嬉しいです。
短い作品ですが、色々と凝縮しました。主に人の怖い部分を……。
楽しんでいただけたようで、幸いです。
後編 真っ赤な花火、前から見るか裏から見るかへの応援コメント
二度ゾッとしました。
コトネが徐々に壊れていった様子にゾッとして、上杉くんの真意にまたゾッとしました。
一話だけでもサスペンス要素があって面白く、二話続けて読んでも回答編のような面白さがある作品だと感じました。
作者からの返信
鹿山比呂太様、コメントくださりありがとうございます。
今回はこれまで書いてきたどの作品よりも怖くなるように書きました。
二話続けて読むことで、真相が分かり、けれども恐ろしさが途絶えないようにと注力しました。
二度もゾッとしていただけたみたいで、作者冥利につきます。
編集済
後編 真っ赤な花火、前から見るか裏から見るかへの応援コメント
本音感想につき、不愉快なら削除いただいて構いません。
全体として、登場人物の行動原理が矛盾していて、共感できません。
コトネは、一話前半の部分ですでに性格の悪さが感じられ、同情が半減します。たとえば以下の部分など。
>自分で誘う勇気もないくせに、人のことをやっかむなんて、愚かで最低な弱者だ。
それでいて、自身は抵抗する勇気がないのですから、肩入れしたいと思えませんでした。
物語の構造上、前半部分は最大限、読者が好感を持ち共感できる性格として描くべきです。
後半の展開も、あれだけ虐められても耐えていたコトネが、これだけのことで殺害に至るなど、首を傾げる部分です。この場面、花火を上杉くんと見ることはアカリも望んでいると思われますが、花火が始まっていてもお構いなしです。花火が始まるまでに双方が決着をつけようとするのが自然な心理ではと。
二話目、上杉の語りでイジメの発端が彼の意図的な噂にあると判明しますが、この流れも不可解です。
まず、付きまとわれていた小学生時代ならいざ知らず、距離の空いた中学でコトネを引き離す理由に欠けます。頻繁なメールをスルーする方がよほど簡単で、何故そうしないのかと思いました。
夏祭りデーㇳの噂も、小学生から夫婦とからかわれていた関係なら今更な気がしますし、自身のデメリット大杉です。コトネが責められるより、上杉が彼女持ちとしてモテなくなる可能性のほうが普通にありそうですし。
「コトネが上杉くんにストーカーしている」とかの方が、被害者ぶれていい気がします。
それにこの流れですと、普通ならまず「つきあってるかどうか」をどちらかに確かめそうなもんですから。
>俺と仲良くないことが分かればいじめもおさまるはずだ。
> だから俺は、コトネのことなんて一切興味がないと、本人に分かってもらおうと思った。
からの
>「コトネさ、最近アカリたちと仲良いよな。放課後も一緒に遊んでいるみたいだし」
も意味不明です。
それに暴力は意図していなかったと言いながら、この発言にはなんらそこの対処は含まれていません。
キャラがあやふやで、作者の作為が先に立ち、発言が不自然なんです。
本来はコトネ主観から上杉主観に移り、真相がわかり驚かされるはずが、そのせいで驚くより不可解という反応になります。
コトネが実は異常という展開は王道なので不可解なのは仕方ないにせよ、上杉まで異常では逆転の面白さはなくなります。嘘つき二人の水掛論なので。
>そして、俺は再び夏祭りを利用して、アカリを俺から離すことを計画した。
この計画も意味不明です。
アカリを引き離すのに、せっかく距離を置いたコトネを利用する必要ゼロです。モテるんですから他にいくらでも誘える相手がいたはずです。普通に考えれば、まずコトネを誘う選択肢は外すと思います。
とくに祭り中の上杉の心中描写は支離滅裂で、考えなしを通り越して何かの精神病を疑うレベルに思います。
この部分をホラーとして読ませる狙いなら、ある程度成功している気もしますが、おそらくは意図せぬ産物かなと。
ラスト、上杉がまっとうな人物ならこの終わり方で正解でしたが、そう読めないので違和感しか残りませんでした。
二話の視点変えで真相がわかる構成は悪くないです。
二話目のタイトルも有名作のパロディで、まあよいでしょう。
ですが、普通の人物を普通に書けてこそ、異常な人物が際立ちますし、そこの根幹が狂うと物語が軸を失ってしまいます。
この作品は中学生の一人称構成ですが、あちこちに中学生らしからぬ言葉遣いが見られます。それが余計にキャラ立ちを曖昧にしているとも感じられました。
この作品が不条理小説として書かれたなら話は違いますが、そうでないならば、まず普通の感覚を外さない前提で、物語を組むことを意識されては、と思いました。
辛辣な感想になり申し訳ありませんが、創作の一助になれば幸いです。
追記。
正直感想を受け止めていただき、感謝です。
返信を読ませていただいた上で、少しだけ補足を。
上杉を害悪として描こうとしているのは読んで伝わります。ただ、悪にも行動原理はあるものです。思考や行動に悪党なりの筋があるなら、共感はともかく納得できるのですが、そこが足りないと思われる部分を指摘させていただいたつもりです。
まあ、狂人というレベルなら筋も何もないので、意味不明な意見になりますが、読者としてはコトネは狂人(現実認識がおかしい)で、上杉はクズとして対比させるくらいがちょうといいのでは、と。狂人二人だと、さすがに話が無茶苦茶になるなで。
例えば、今作の上杉は「女にモテたいだけの気の弱いクズ」ですが、「本当にみんな仲良くなれると思ってる天然のクズ」みたいなキャラづけでもアリだった気がします。
作品の前後を対比させて、綺麗に裏返してみせるのが、この構成の肝だと思います。
作者からの返信
梶野カメムシ様、このたびは拙作を読んで下さりありがとうございます。
あまり面白くなかったようで、残念に思いますが、逆に大変貴重なご意見を頂けて嬉しく思います。もちろん、大変に悔しいところではありますが。
全体として、登場人物のキャラ造形に関して、共感が出来ないとのご意見でしたが、本作に登場するキャラは、皆普通ではなく壊れてしまった人物として描いたつもりでした。特に上杉は一番の害悪として描いたつもりでした。なので、不条理とまではいわないまでも、いかれた人物造形としては、心理に一貫性を持たせていたと思っていたのですが、支離滅裂に見えたとしたら、これは筆者の実力不足ですね・・・・・・。精進します。
更にいうと、コトネは徐々に壊れてしまった人物として描きたかったので、前半で性格の悪さを露骨に描写してしまったのは、たしかにやり過ぎたかも知れません。後半でいきなり豹変してもおかしいと思ったのですが・・・・・・。反省ですね。
キャラ立ちって難しいですね。とはいえ、構成についてはお褒めの言葉を頂けたので、嬉しいです。
正直な感想はなかなかいただける機会が無いので、これからの創作活動に活かしていきたいと思います。
改めまして、今回は本当にありがとうございました。