※設定資料集 《武器》 完全版
※本編の方は投稿できなかったので今までの設定資料をまとめました。
・旋斧
伝説の鍛冶師フクツが作り出した最初の魔剣。所有者や生物を倒す度に聖属性の魔力(生命力)を吸収し、自己修復を行う。但し、多大な生命力を奪い続けると刃がより大きくなり、強靭になる
火竜との戦闘を経て一時的に膨大な火属性の魔力を宿し、刀身が赤くなっていたが現在は元に戻っている。但し、火竜との戦闘以降から火属性の魔力の適正が高まり、魔力を消費すれば強化状態と同程度の威力の攻撃を繰り出せる
重量に関しては岩砕剣や退魔刀よりは軽いが、大剣になった分だけ最初の状態よりも重く、普通の剣士には扱えない。頑丈さも前とは比べ物にならず、今ならば火竜の鱗でも容易く切り裂く切れ味を誇る。元々は何者にも壊されぬ事を目的に作られた剣だが、フクツはこの旋斧を作り出した事を生涯後悔したという
リザードゴブリンを吸収したゴブリンキラーを倒した際、その強靭な生命力を吸い上げて更に進化を果たす。岩砕剣を僅かに上回る程の大きさとなり、硬度と重量も上昇した
製作者のフクツには失敗作と言われたが、製作者の思惑を超えて進化し、彼が求めた「どんな事があろうと壊れない魔剣」という理想に近付いている。今までに何十人もの人間の手に渡ったが、後にも先にもナイ以外に使いこなした人間はいない
・岩砕剣
主人公が二番目に手に入れた魔剣。元々は刃に岩石が張り付いていたが、リンとの戦闘の際に岩石が剥がれ落ちて内部に金属の刃が収納されている事が発覚。旋斧を作り出したフクツが制作した二本目の魔剣であり、地属性の魔力を得る事で重量を増加させる
地属性に特化した魔剣だが、その刃は異様なまでに頑丈であり、製作者本人はとある物を破壊するために作り出したという
・退魔刀
主人公が二番目に手にした魔剣。元々はテンが現役時代に使用していた魔剣であり、彼女が宿の経営に困った時に売り払った代物。紆余曲折あってバーリの元に渡ったが、現在は本来の持ち主であるテンの元に戻っている
頑丈さは旋斧にも劣らず、剛剣を信条とするテンのために作り出された非常に頑強な大剣。実は魔を退く力を誇り、死霊人形など魔力を帯びた物体に攻撃を仕掛ければその魔力を絶つ事ができる。当然だが魔法攻撃も切れるが、使い手には大きな負担が掛かる
・暴風
銀郎騎士団副団長のリンが所有する魔剣。作中では未使用だが、風の魔力を斬撃に変化させて放つ。その斬撃の威力は凄まじく、至近距離ならばガーゴイル程度の相手ならば一撃で切り裂く事が出来る。但し、距離が遠すぎると威力が落ちてしまう
殺傷能力が高いのでリンは滅多に対人戦では使用しないが、やむを得ない場合は躊躇なく使用する。
・烈火
所有者はヒイロだが、元々は王国が管理していた魔剣。王族であるアルトが与えた魔剣でもあり、火属性に特化した魔剣。ヒイロはこの魔剣を使って炎を操るが、実を言えばとある聖剣を参考に作り出されている
・炎華&氷華
王妃ジャンヌが所有していた魔剣。どちらも他の魔剣とは異なり、所有者に大きな負担を与える。魔法剣を発動しようとすれば強制的に魔力を引き出し、所有者を殺しかねない恐ろしい力を持つ
この魔剣を扱えるのは完璧な魔操術と膨大な魔力を持つ人間にしか扱えないと言われている
・カラドボルグ
雷竜の死骸から回収された牙から製作されたと言われる伝説の剣士レノの持っていた魔剣。雷属性特化型の魔剣であり、その能力は作中でもトップクラスの破壊力を誇る
・ドラゴンスレイヤー(大剣型)
黄金級冒険者ゴウカが使用する魔剣。彼の場合は火竜の素材で構成された大剣型の魔剣であり、正式名称ではない。ドラゴンスレイヤーとは魔剣の種類であり、彼の所有する大剣は「火竜大剣」という名前が存在する
火竜以外の竜種の素材で構成された武器も「ドラゴンスレイヤー」と呼ばれ、剣以外にも斧、戟、槍など色々と存在する。これらの武器は竜種に対抗するために最も効果的な力を誇るという
ゴウカの大剣は火竜の鱗で覆われており、その内部には火竜の経験石を特殊加工した水晶製の刃が隠されている。火属性の魔法攻撃に対して絶対の耐性を誇り、刃を熱すると驚異的な切れ味を誇る
但し、ゴウカは火属性の適正がないため、彼は真の能力を扱えない。しかし、世界最高クラスの魔剣である事に変わりはなく、本物の竜種でも殺せる力があると言われている
・蒼月
現在の所有者はリーナ。アッシュ公爵家に伝わる家宝であり、水属性と風属性の性質を持つ魔法剣。水属性と風属性の魔力を吸収する事で「冷気」や「氷」を生み出す能力を持ち、この二つの属性の適正がなければ魔法剣は扱えない
現段階ではリーナはこの魔槍の力を完全には使いこなせてはおらず、本人もこの力の危険性をよく理解しているのであまり使う事はない。但し、冒険者ギルド側は彼女がこの魔槍を持っている事を判断して黄金級冒険者へ昇格させている
ちなみに前の所有者のアッシュは適性がないため、使いこなせてはいない。但し、彼の場合は武芸に秀でているので魔法槍無しでも黄金級冒険者と同等の力を誇る
・真紅
現在の所有者はドリス。フレア公爵家に伝わる家宝であり、火属性特化型の魔槍。ヒイロの魔剣「烈火」と異なる点はドリスの意志で魔槍に宿した火属性の魔力を解放し、爆発を引き起こせる
火属性の魔力を解放する際に引き起こす爆発の威力は高く、本来ならば火属性の魔法攻撃に強いレッドゴーレムさえも一撃で倒せる。ドリスの実力ならばガーゴイルやミノタウロスが相手でも一撃で葬れる威力を誇るが、欠点は爆発の際に相当な魔力を消費してしまう
・如意斧
現在の所有者はミイナ。作中の武器の中でも一風変わった能力を持ち合わせ、彼女の意志に従って柄が伸びる機能を持つ。この柄はミイナの意志に従って何処までも伸びるが、伸びれば伸びるほどに強度が落ちてしまう
かなりの重量を誇り、この如意斧を使えるとしたら現時点ではミイナを除けばナイやテンやアッシュぐらいしか存在しない
・輪斧
元々は空賊の頭が所有していた魔斧だが、紆余曲折あってミイナの手元に渡った。厳密に言えば正式な魔斧ではなく、魔道具に近いので慣れれば誰でも扱う事ができる。現在はミイナが所有している
使い方は斧を回転させて飛ばし、軌道をある程度は自由に操作する事が出来る。但し、あくまでも軌道を変える事が出来るのは回転しながら飛んでいる間だけであり、途中で止まれば操作はできない
・雷戟
生前のリョフが愛用していた魔戟。聖剣の素材にも利用されている伝説の魔法金属「オリハルコン」で構成されており、正に伝説の武人が持つのに相応しい武器である
外見は方天画戟と酷似しており、刃の部分には雷の紋様が刻まれている。製作者は不明だが、改造を施したのは伝説の鍛冶師フクツと言われている
本来は雷属性の魔力を生み出す力を持ち、刃に電流を帯びる事も可能だが、出力を上昇させれば本物の雷と同等の威力を誇る電撃を生み出せる。但し、リョフは生きている間にこの能力を使った事はない
リョフにとっては雷戟は自分の力に耐え切れるただの武器でしかなく、能力を使用しなかったのは自分の武力だけで何処まで戦えるのか確かめたかった。ちなみにこの雷戟は遺跡で封印されているのを彼が偶然にも発見した
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