第157話 まあこのぐらいでいいかな?
この後、土の精霊と火の精霊を使役する事に成功し、これで4体を使役できたわけですが・・・・
【なんじゃ儂が男だからって名無しのまま話が進むのかのう?寂しいぞよ主よ。】
そんな事を言う土の精霊さん。
まあ使役するにあたり名前を与える必要があるみたいなので、ちゃんと名前は与えている・・・・よね?
因みに土の精霊さんは【ボーデン】さん、火の精霊さん(こちらも男性)は【イグニス】さんになりました。
まあこれぐらいでいいかな。
他にもしないといけないし。
【ちょっと!あと少しなんだから!もう少し頑張んなさいよ!】
ごめんなさい謎の声さん。
一度にこんなにしちゃうと辛いんです色々と。
それに今ロースの精霊と共に僕が使役した精霊は外で魔物と対峙しているので、支援しておかないと。
一息ついた僕にロースが、
「今日はこれぐらい?」
「うんありがとう!おかげで僕もこうして精霊を使役する事が出来たよ!」
「ならいいんだけど・・・・セシルちゃんがずっと待っているわよ?私はレイナウトに会ってくるから、じゃあね!」
ロースは駆けて行った・・・・精霊はどうするんだろう?
まあ魔物と戦っているからいいのかな?
「セシルごめん、待たせた?」
「問題ない。デルクが頑張っている間、私も修道院で色々用意をした。」
僕がロースと精霊使いに関し色々行っている間、レイナウトとセシルは別行動で、街の外で暴れている魔物に対抗すべく、準備をしてもらっていたんだ。
「出来る限りポーションを用意してもらった。商人ギルドに行けばあるかもしれない。数はもっとあったほうがいいだろう?」
結局回復系のポーションは教会や修道院等で作成可能なので、セシルは修道院で確保すべく奔走してくれたんだ。ありがとうセシル!
そしてどうやら精霊達が派手に魔物を仕留めているようで、街の外で暴れている魔物がずいぶん騒がしく、気になって見に行くと・・・・
精霊達が各々定められた属性の利点を生かし、時には精霊達が協力し合い、とんでもない威力の魔法を放っているのが見えて、
「うわ、精霊ってあんな魔法を使えるんだ?」
土と風、精霊2体がコンビを組んで土の塊を凄い勢いで射出しているし、あちらで頑張っている精霊・水と火・・・・相性悪そうなんだけど、それがなかなかどうして水を火で蒸発させ、その蒸気で魔物を仕留めているのを確認できて凄い!
そんな風に見ていたら、どうやら精霊使いのレベルが上がったようです。
【ちょっと!レベル上がったでしょ?私を使役しなさいよ!】
うん?えっと・・・・声の主さん使役してほしいの?
そうは言っても精霊らしい姿はいないしなあ・・・・うーん、時折眩しいんだよね。何だろう。
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