第80話 レベリングと共に検証

 僕は出来上がったカバンを3人に渡し、荷物の入れ替え等をしてもらいつつ、そのまま家の中で休みました。


 本当は3人共疲れてるはずだけど、誰も僕が休む事に反対しないどころか、早く行けと突っついてきます。

 レイナウトなんか本当に突っついてくるので痛いです。


「じー。」


 ・・・・セシルさん、なんでそんなに僕を見ているの?ヘルメット越しでもはっきりわかるよ?


「無理禁止!絶対ダメ!」

「うん、気を付けるよ。つい夢中になってね。」

「早く寝て。」


 僕はベッドに入ります。

 そして・・・・セシルさん、何で一緒に?まあその器用だよね、鎧着ながらベッドで横になれるって。


 ・・・・

 ・・・

 ・・

 ・


 僕がある程度復活した頃、食事の用意が終わっていました。

 今日はロースが作ってくれたようで、


「少しは腕が上がったね。」

 と、レイナウトがロースを褒めていました。

「そう?まあセシルちゃんに色々聞いたんだけどね、ありがとねセシルちゃん。」


「ん、おいしい。」


 僕もいただきます。

「へえ、ズッキーニと魚って合うね。」


 何せ魚エリアの上にあるのは瓜エリア。しかもズッキーニが生ってます。

「デルク、成果が出ているようだな!次はジョブチェンジしてレベリングに行くかい?」


「そうだね、気になる事もあるからそうしたい。」

 これで戦力アップになればいいけれど。

 食事を終え、魚エリアに向かいます。


 相変わらず魚の当たりは激しいですが、僕の作った囲いは改良済みの為か、しっかりと耐えています。


 そして今まで

 ①戦士②魔法使い③僧侶(ヒーラー)

 にしていましたがこれを入れ替え、

 ①魔法使い②僧侶(ヒーラー)③戦士


 にしてレベル上げです。


 流石レベル0からのスタート。あっという間にレベル3まで上がります。

 ここまで上げたので今度は、

 ①僧侶(ヒーラー)②戦士③魔法使い

 とし、レベル3まで頑張ります。


 そうそう、回復魔法に関しては怪我等の状態から魔法を使わないとどうやらレベルが上がらないらしく、こうしてレベルを上げてもスキルはレベル1のまま。

 しかし回復魔法を使えば今までの経験値が反映されてレベルが上がる?

 謎の仕様です。


 この辺りも含め、要検討です。

 それに回復職はセシルがいるので僕の場合はおまけ?

 まあセシルが怪我したらどうするんだ!となりますけれど、セシルの鎧って可也防御力が高いので、そうそう怪我は・・・・今までセシルは怪我をした事ってないので、僕が回復魔法を用いて活躍する機会はなかったんです。

 だからと言って敢えて怪我させるような危険は冒せません。


 暫くしてレベル3になったので、今まで行った事がない生産職ではどうなるか、を実行します。


 今まではセシルと僕だけだったので危険が伴いできませんでしたが、今は特にレイナウトがいるので、僕の守りも任せられるからジョブチェンジを。


 付与と空間魔法、そして錬成というあまり戦闘に関係なさそうな職業。

 あ、付与ってもしかしてバフ効果で支援できる?

 空間はもしかしたらレベルが上がれば役立つかもしれませんが、今は単に空間を広げるだけのために活用中なので、こちらも今後は検討です。


 しかし人数が充実すると、ずいぶん楽になります。


 僕がこうしてジョブチェンジをしながらレベル上げができるのも、4人で行っているからです。




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