◆メリアの怪盗令嬢、“白指姫”アトランタ・スノウホワイト

GM:では自己紹介、最後の方お願いします。


プレイヤーC:よくってよ!(コマに使うPCの自作立ち絵をセット)


ヘキサ:カワイイ。ハーフマスク装備の白髪白肌の怪盗風美女だ。


GM:怪盗! 前文明の小説に登場する、カジノとか美術館を狙うあの!


ポポ:呪われた秘宝とかを狙ったりするあの!


プレイヤーC:「ふむ……街道で行商が山賊に襲われる……。鉄道沿いの街に蛮族の脅威……むむむ」 コーヒーハウスで新聞とにらめっこしながらぶつくさ言っている不審な仮面の美女。――そう、彼女は怪盗なのだ!!!!!


GM:なるほど、昼は都会の日常に溶け込ん……でない。常に怪盗の恰好してんの?


プレイヤーC:そうですわよ? “白指姫”アトランタ・スノウホワイト(偽名)。リンゴの花を咲かせた長命種メリアの怪盗(自称)ですわ。月神シーン様の声を聞いて導かれましたの(本人談)。


ヘキサ:自称とかが多い。


GM:偽名の意味がねぇッ(笑)。


プレイヤーC→アトランタ:意味ならありますわ! 令嬢であった私は、弱者たちが苦しむ現況を憂いて家を飛び出し、身分を隠して怪盗になったのですわ! ただ、純後衛なのでソロ活動は難しく、仲間を探してたら自然と冒険者に。山賊退治とか好き。


GM:この地方は蛮族の列車強盗が出没するし狙う相手には、事欠かないとは思うけど。怪盗……? 押し込み強盗バーグラーって言わない?


アトランタ:ピンカートン探偵社みたいなものかもしれませんわね。列車強盗始末する探偵。データはコンジャラー8、スカウト8。《魔法制御》付き範囲魔法を次々と繰り出す型。


GM:ゲェッ、初手から【酸の雲アシッド・クラウド】連射!


アトランタ:ウフフ、そして発動体として達成値+1アビス強化ダガーも入手。呪い表を振り過ぎて、PT財産にまで手を付けるハメになりましたが。


ヘキサ:アビスシャードは余ってたから大丈夫だよ。


ポポ:通常の売却価格通り、1個200Gね。


アトランタ:ハイ……(土下座)。


GM:ガチャ債務者の図……。


アトランタ:あとは重要な情報として、28歳です。なにがとは言わない。実家は色々と心配しているかもしれない。


GM:……。寿命300年の長命種メリアならセーフですよ。


アトランタ:「そろそろこの大怪盗“白指姫”の出番かもしれませんわね! オーッホッホッホ!」


GM:やっぱダメそうかも。


***


 キャラ紹介も一通り終わって。



GM:しかし、フェンサー2人に純魔法使いのPTなのにみんなHP高いですね。


ヘキサ:フフ、《頑強》を習得したお陰でHP55さ!


ポポ:この大陸ではなんと軽戦士も《頑強》を取れるのだ! ポポはHP54。


アトランタ:2.5の力ですわね。HP50ですわ。


GM:……アトランタのは連れてるゴーレムのHPとか?(笑)


アトランタ:メリアなので素の生命力がアホほど高いだけですわ。生命力26ありますのよワタクシ。これが2.5の力ですわ!


GM:パツパツ魔法使い……。回避型の事故率が減ったりビルドの自由度が増えたり、この辺の仕様変更はGMとしてもありがたいです。



 こうして完成した癖の強いフランベルジュ級冒険者3人。コーヒーハウスに集まって、いよいよ冒険の始まりです。

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