コウモリな彼女
バブみ道日丿宮組
お題:愛と死のコウモリ 制限時間:15分
コウモリな彼女
「どうしてこう飛んでる敵は倒しにくいのか」
「遠距離型と、近距離型の仕分けじゃないですかね」
「君は今まで育ててきたこじゃないこを戦闘に出すつもりか!」
「まー攻略できないならそうしますね」
「愛がないのじゃ!」
「愛がないのは僕も一緒ですよ。どうして彼氏の家にきてまでゲームを進めるんですか。もっとこう恋人らしいことをしたりしませんか?」
「家じゃ、ママがうるさいのじゃ。匿い場所としてうってつけなのでな? 終わったら、この身体好きにしてよいから暫し待つのじゃ」
「やすっい身体ですね。まー嫌いじゃないですが」
「そうであろう、そうであろう。学校一の美女だからのう!」
「まー学校一スタイルが悪いロリ学生ってところじゃないですかね。でるところがでず、伸びるところが伸びない。周りから僕ロリコンって言わてますよ」
「仕方なかろう、ママが子ども体型なんじゃ。遺伝には逆らえまい」
「でも、お父さんすっごく身長高くてスラッとしてますよね?」
「そのスラッとしとるのがおそらくこのナイスボディを作り上げたのじゃ」
「男の人だって胸大きい人はいますけどね。まぁスラッとっていうのはそういうことかもしれませんね」
「まだ気づかんのか?」
「何をです? 髪の毛が黄色とか、目が赤とかのことですか?」
「なんじゃ、気づいておるのならちゃんとほめよ」
「似合ってますけど、今画面にいるコウモリみたいですよね」
「嫌な奴と一緒にしないでもらおうかの」
「だいぶ手こずってますねー。遠距離型使いましょうよ」
「あいつは嫌なのじゃ。どの女子に対してもへらへらと笑いおって」
「イケメンは性格がいいまでがデフォルトですからね」
「その点、この庶民は平凡でいい。そなたと同じ匂いを感じる」
「僕は通行人Aぐらいの立場ですからね、それはわかる気がしますが一応主人公ですよ。ヒロインといちゃいちゃするやつですよ」
「なんじゃたらしだったのか」
「違うと思いますね」
「ええぃ、もうやめじゃ。素直にレベル上げをするとしよう」
「レベル上げて物理で殴るってやつですか? 遠距離型なら魔法って手もありますよ?」
「熟練度が低いのじゃ」
「ほんと脳筋でよくやってこれましたね」
「回避もガードもしておる。脳筋ではない」
「まーそこまでやめたらもはやバーサーカーですね。狂ってます。狂ってるロリとか事案になりそうです」
「人が多いところに連れてくからじゃ。誰もわしらをカップルだとは見ぬ」
「悲しいところですね。釣り合うように僕もショタになるべきでしょうか」
「いいや、お主はそのままでよい。わしが成長する」
「ぼんきゅっぽん、期待してますよ」
「任されよ。あっトイレ行くから、操作頼む」
「はいはい」
コウモリな彼女 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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