第19話「戦術3 熟練戦闘」

最後は熟練戦闘ですね


ルール上は一番複雑ですが、イメージ的には判りやすい為

初心者PLさんにはこの方がいいこともあります。




上級戦闘との差は


・直線状ではなく平面上で表される

・独立状態等



平面なので、「回り込んで移動」「遮蔽を簡単に切れる」

ことが出来るのが最大の特徴といっていいでしょう。


基本的な制限移動距離は3mなので直径6mの範囲を迂回すれば簡単に

障害となる敵前衛を無視して後衛に近接戦闘を挑むことが出来ます。


遮蔽は一人当たり2mなので、これも敵の立ち位置によっては簡単に無視することが出来ます。

 (左右に移動すればいいわけですね)

遮蔽のために後衛と前衛の位置を近づければ簡単に乱戦に巻き込めるようになるので

ある程度の距離を離す必要があるのでこうなるわけですな。


対処法としては遮蔽用の中衛を置くのが良いでしょう

ゴーレムや騎獣の遠隔指示も便利です。




実際の戦いとしては(GMが面倒がらなければ)

いくつかの乱戦エリアが立ち並ぶことが多くなることでしょう。

有効に使えば敵の範囲魔法や薙ぎ払い等を無力化しやすくなります

 (勿論、PT側も同じなので、注意が必要です)


独立状態はデザイナー側も「出来るだけ早く解消しましょう」と

言ってるぐらいですのでどうしても使用したいとき以外は無視した方が無難です




☆以上を踏まえてお薦めのPT編成を。


・全員防御型PT

 PT全員がある程度の防御力を持つ構成。

 高移動力の敵が回り込んでくるのを後衛の耐久力でなんとかする。

 ナイトメア/リルドラケンソーサラー等もおすすめ。


・後衛庇う型PT

 後衛に庇うタンクを置いて備える

 熟練戦闘では庇うがないと守りにくいので、後衛にもガーディアンが欲しい

 前衛アタッカーと後衛アタッカ―両方にいるとありがたい。

 ホーリーツリーガーディアンがいれば一人でもおk


・戦いは数PT

 ゴーレムや騎獣を多く扱い、身を守る構成。

 GMの過労を無視すれば便利。

 コンジャライダーx3とかを使い、乱戦エリアは20人が最大であることを盾に

 20部位で「絶対防衛エリア」を作る構成もあるが、お薦めはしないです

 (あえて19部位とかで止めておいて誘い込む等もあり)

 (うちではこれがために乱戦エリアの最大人数ルールは削除されています)


・トライアングルウォール型

 「~~ウォール」を3枚張って防壁を築く

 ないし、敵を閉じ込めで起点指定の魔法で焼いていく構成

  (1面はアイスウォールにするわけです)

 (閉じ込める場合は最初は8~9mの壁で造り、その外に二重三重に壁を立てる方も)



・速攻火力型

 「攻撃は最大の防御」

 「先手必勝」

 「倒れるときは前のめり」

  やられる前に敵を火力で焼き尽くす。

  正直、このシステムではこれが一番初心者向きだと思われます。 

  拡大(マルチターゲット)ソーサラー等





最初は大体でルールを運用して、参加者が慣れてきたら微妙な齟齬を使用して

ヘクスマップを使うウォーゲーム感覚で楽しんでもよいでしょう。

よく判らなくなったら基本「PC有利」に裁定をするのがお薦めです。

逆はPCを蘇生したりしなくてはいけなくなるので手間もかかり、

なにより楽しくなくなりやすいのでTRPGではなくなってしまいます。


ルールは悪魔でもルールにすぎませんので、

TRPGにおいては「卓全員の楽しみ」が絶対です。

手段(ルール)を目的にするのは本末転倒でしょうから。


ルールに速く習熟したい、という場合は模擬戦をしてみてください。

「TRPGのルールを使用してボードゲームをする」わけですね。

(うちでは新しいサプリがでたらモンスターとかアイテムの検証をするために

良く行います。)


  




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