僕はもう魔法を使わない

ラス

第1話 魔法を使わない生活

異世界といえば魔法、魔術が基本だろう。


だが俺はそんな人を殺すものは使いたくない


魔法は人を殺す 人を守るためには殺す


それが異世界の戦争だ 


俺は人を殺すのが怖い 


だから、これからは魔法を使わず人と関わらず静かに暮らそう


なのに



なのに



「なんでお前がいるんだよ!愛奈」 


せっかくこの誰も立ち寄らない森で一人静かに暮らそうと思ったのに残念でならない


この森は魔素が濃く、モンスターも強く普通の人間は近寄ることも許されないほどなのだ。


まあこの子は例外だ、俺と同じくあの戦争を生き延びたのだから


「だってユウさ戦争が終わってすぐ消えちゃったじゃんせっかく一緒に暮らそうと思って荷物全部持ってきたのに」


「いや帰れよ、おいまてなんで俺が一緒に暮らすのを前提に荷物持ってきてんだよ!」


「あ、言っとくけど私帰るきないからもう一生暮らす金も稼いだし、家賃もだすよ?」


異世界なんだから家賃なんかねえよこいつ、いつまで地球気分なんだよ


「ああ、まったく住むのいいが条件ありだぞ?」


「条件ってなに?もしかして毎日ヤらせろとか?ユウも男ね~」


「うなわけあるか、ただ魔法をつかうなってだけ」

「は?なんで魔法なしでこの世界でいける?」

「大丈夫、魔道具を使う」


魔道具とはただ魔力を流し込むだけで使える簡単な小道具だ


「まあ、みてろこれからお前の魔道具の印象がかわるぞ?」



さあ魔法をつかわない生活をはじめようか!

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