今を生きるために大切なこと

第1話 片付けが出来る事

片付けが出来る事


1.意外と身近な事が超大事

 私が発達障害と診断されて就労に参加することに成功したのはいいが、後片付けが出来ないと、結果的に何も進まない事の多さにとても衝撃を受けた経験が度々あります。

 会社であっても、後片付けが出来ない人はマイナスなイメージを持たれることが多く、いい加減な印象を与えがちです。

 一度使ったものは片づける事や、清潔な状態にして整える・・・たったそれだけ!?って思える事であっても、雑にしない、丁寧に行う。

 一見シンプルすぎて、「それだけの事で!?」って思う人も居るとは思います。


2.仕事とは完成度よりも、途中経過の対応で全て決まってしまう

 意外と忘れがちなのですが、私たちは結果主義な世の中で結果さえ出したらokみたいな風潮で生きる事が多いとは思います。

 しかし、現実には途中経過の部分でいい加減な対応をしているとそこで信頼はなくなってしまう事が多く、たとえ仕事が完成に近くとも評価が難しくなることが現実には度々あるのが実情です。


3.完成度とは、完成後のイメージと片付け決まる

 私も気づいたのは最近の事なのですが、片付けとかその辺が雑だと当然ながら製品の完成後の結果も雑な形にしかならない事がほとんどです。

 片付けもその人の心が表現される形になる事がほとんどです。

 そこを自覚していかないと、いくらいい仕事をしたと思っても雑な結果にしかならないのが冗談抜きで実情であると言えます。

 後片付け、後始末が出来ないとお話にならないと職人の先輩からは散々お叱りを受けてきましたが、本当にその通りだと思いました。


4.後始末が出来ないと、人のフォローも出来ない

 これも意外な事なのですが、後始末が出来ないと人の面倒を見る事も出来ません。

 なぜなら、自分の世話も出来ないという事になるからです。

 自分の世話も出来ないのに、人の面倒なんか見れやしないのが一つの答えであって、後片付け、後始末が厳しく言われるのはそういうところもあるのです。

 そこには相手に対する気遣い,思い遣りも含まれていて相手を想えるかどうかは後始末で決まるとも言われています。

 なぜなら、後始末とは一番手間がかかり、面倒な事だからです。


5.ニートを脱出したいと思うなら・・・

 まず、絶対にマスターするべき事項は後始末、後片付けです。

 大の苦手な人も多いとは思いますが、これがめちゃくちゃ重要で、どこに行っても必ず役立つスキルです。

 そこまで大げさに言うべき事じゃないとしても、この後片付けという一つの作法が出来るだけでも人からの印象はだいぶ変わります。

 かつ、私自身も含めて後片付けは大の苦手でしたが、上記のように後片付けの重要性がわかってきた今となっては後片付けは無視出来ない大事なテーマになっているのは言うまでもありません。

 結果も大事ですが、後片付けという工程を無視しているうちは誰かに迷惑をかけているだけで職業人としては半人前なのです。


6.要らないものは捨てる、使うものは目の前に置いておく

 たったこれだけです。

 一見超シンプルですが、本来使うものは毎日使用しているし、使わないものは1年が経過しても、使わないものは本当に使いません。

 そこを考慮すると、使わないものはいつまでも置いておく必要性がほとんどないと言えるでしょう。 

 いつか使うかもって思って、使うケースは本当にマレな事が多く、本当に使いたい時にないって事は巡り合わせの問題です。


7.会社との関係性もご縁、人ともご縁、実は物もご縁が関係しているかも!?

 就職しようと面接を受けても、なかなか不採用になってしまって採用されたためしがない経験をした人は結構居るかもしれません。

 もしくは、ちょっと前ぐらいに来てくれたら良かったのに・・・って言われた人も居るかもしれません。

 人とのお付き合いについても、時間差でお付き合いする人が出来てしまって、今は相手を募集してないという人も居るかもしれません。

 実は、物も同じだと感じていて巡り合わせはあると感じています。

 本当に必要な時に居ない事は本当にあることで、それぐらいにご縁がない状態と言えます。

 ですから、仮に物を処分したりしても、そのあとに必要性が出てきても「その物とはご縁がなかった」と割り切りましょう。

 

8.お付き合いできる人はあっさり出来てしまう現状

 たぶん、恋愛とかそういう交際に限った話ではなく、普通にお付き合いが続く人は必ず存在してくるものです。

 男女不問で考えると、それぐらい自然に交際が進む人は進むし、進まない人は大抵長続きしません。

 つまり、ご縁がない人は関係性が切れてしまっても問題がないのです。

 会社も、人も、物も、関係性が切れているに近い人とはどんどん断捨離しましょう。

 恐らく、私の経験上はさほど大きな問題にはならないでしょう。

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