濡れる人妻

バブみ道日丿宮組

お題:人妻の秋雨 制限時間:15分

濡れる人妻

 一言であらわすなら、濡れ濡れだった。

「ごくりっ」

 つばを飲み干して、そのたわわな肉体へと視線を泳がせる。

 目の前にあるのは、水で透けた友だちの嫁。

 下着がくっきりと見え、盛り上がるところがもりもりと見える。スジらしいスジもゆるりと直線を描いてる。ふっくらした臀部は誰が見ても素晴らしいと言えるだろう。

 しかも、しかもだ。格好がえろい。

 お尻を突き上げて、まるで入れてくれと誘ってるようだ。いわゆる後背位(バック)の体勢だ。腰を動かせれば、きっと気持ちがいいものを得られるだろう。

 もっとも僕には入れるものはついてないが……そこに指を入れることもできるし、もしかしたら3本ぐらい……いや手そのものが入るかもしれない。それは僕が試してないだけで、自分自身でもできることなのかもしれない。

 そろそろ思考を巡らすのはやめよう。

「ん……」

 水に濡れてるのは僕も同じだ。このままでは風邪をひいてしまう。

「はぁ……」

 脱いでしまって搾り、外に干すべきだろうか。

 その間の服はどうしてしまおうか。彼女の服を借りるべきか、全裸でいるべきか。そうであるならば、勝手にタンスを開けるのはまずいだろう。

 そうして僕はまず僕と一緒に転んだ彼女の体勢を後背位から騎乗位(仰向け)に修正した。

「……」

 彼女は目が冷めそうにない。

 当たりどころが悪くて危ないのか? いや……気持ちよさそうに見えるから大丈夫だろう。

 とりあえず、彼女の服から脱がすことにした。

 まず下着姿。これにため息。

 僕にはないものばかりが彼女にはついてた。

 そして全裸。それにため息。

 僕にもあるのにハリがまるで違うものがそこにはあった。おまけに凄く柔らかい。普段こいつを友だちがいじってると考えると少しずるいと思えた。

 最後に自分が脱いで、洗面所からハンガーを失敬して、ベランダにほした(もちろん、全裸)。

「ふぅ……」

 あとは彼女が目を覚ますまで待ってよう。

 しかし、なんなのだろうかこの状況。

 全裸で台所で寝てる彼女、全裸でくつろいでる全裸の僕。

 不可思議という感想以外に出るものはないだろう。

 こんな状況にもしーー。


「たっだいまー」


 運とはときに人を狂わせるものであった。

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濡れる人妻 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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