実行される計画

お題：頭の中のいたずら 制限時間：15分

実行される計画

　スマホを道に埋め込めたら、ぱんつ見放題な気がする。

　その発想を実現するために、いいアスファルトがないかとここんところ毎日歩いてる。穴が空いてればそれでいいわけじゃない。必ず物体がその上を通り抜けなければ、ぱんつなぞ目に入らない。

　もっとも道ではなく、歩道橋の階段部分に入れる方法もないわけじゃない。

　ただその場合じゃ、階段を凝視する女子高生なんかにすぐ発見されてしまう恐れがある。これはまぁ……道でも同じか。

　ピカピカと反射する液晶パネルはひと目を引きやすい。

　これはカメラ部分がでていればいいという発想から問題回避は可能だ。そこまでいくと、もはやスマホでなくてもいいかということで、

「……」

　誰もいないよな？

　女子高生が登下校する道を選び、監視カメラ設置をする。

　今の時代1ｍｍ未満のカメラがあるのだから驚きだ。録画も記録メディアが大容量化して何時間、何日間でも撮影できる（もちろん画質にもよる）。バッテリーもかなりの時間持つようになった。

「……」

　設置した場所を色んなところから確認する。

　反射はない、違和感はない、スマホからの映像良好。衣服を透視できないのが残念ではあるが、

「……ふふ」

　決行が楽しみだ。

　明日は大学の休みだし、思う存分ぱんつを楽しもうじゃないか。

　こんなことを彼氏がしてると思ったら、彼女はドン引きするだろう。

　まぁいないけど……。

　3日分録画できてればいいかな。それからは回収して何かあったという自体をなくそう。

　そんなことを休日に考えてたものの……。

　土砂降りの雨でカメラはまもなく死を迎えた。

　これは神のお叱りではないのか。もっといいことに知能を使えということだろうか。

　ぐぬぬ。

「はぁ……」

　結構高かったんだけどなぁ。カメラ……。初日が見れただけでもよかったかもしれない。録画データが残ってないのはかなり残念だけど。

　素直に透視できる装置を開発すればいいのかもしれない。技術力的にはいけるはずだ。ただ……裸を見たいのであれば、動画サイトで見ればいいんだよな。

　そういった意味でいえば、生ぱんつの興奮度は高い。レア度があるからして、かなり脳裏に焼き付く。もっと見せてくれと心が歪む。

　大学で陽キャにぱんつの見方でも聞いてみるかなぁ……しらんけど。