ろしゅつきょう?

バブみ道日丿宮組

お題:アブノーマルな病気 制限時間:15分

ろしゅつきょう?

 いったいいつから、下着を履かない生活をしてきたのか。

「……」

 突風が吹けば、スカートがめくられて陰部が大衆に。

 そんなことに興奮するわけではない。私はへんたいではない。ただ、下着をつけるとむらむらというか、なんか居心地悪さがくる。

 だからこそ、パンティーもブラジャーもつけない。

 更衣室でいつも驚かれる。

 へんたいと友だちにいつもからかわれる。男子にバラすぞとか他にもいろいろと言われた。

 そんな友だちに別に普通だからといつも答えるも、冗談でしょと笑われる学生時代。

「……」

 下着をつけてないからか、防御力を高めてる。普通の二倍は硬いであろう。もっともそのガードには限界がある。

 つけてないということは、直接見えるということでその気になればおそらく見えてる。

 見える見えないの問題ではないだろう。好んでする格好じゃない。

 下着が洗濯カゴにないことはすぐに親にバレる。

 何度も注意された。

「……どうなんですか」

 そして病院につれてこられた。

「娘のあそこは病気なのでしょうか、先生」

 何枚かの写真が並べられてた。

 どれもが私のあそこと、おっぱい。

「検査結果からいえば、特に何も問題はありません。キレイなものです」

 熱っぽい視線を写真に向けられたので、どくどくと心臓が高まった。

 どうして男の先生だったのだろうか。

 どうして女の先生を選んでくれなかったのだろうか。

「こちらから出せるものはありませんね。異常がないのですから」

 医者の指揮棒が私の写真をつんつんと叩く。

 それはまるで私の陰部を刺激してるようで、気恥ずかしさが強まった。

「下着をつけさせるにはどうしたらいいでしょうか」

「そうですね。下着をつけるのは陰部を守る意味あいが強いです。胸は形を整え、崩れないようにする力があります」

 お嬢さんの胸はかなり大きい。これがノーブラですと、異性の方には毒です。

 そうですよね、そうですよね。

 私を置いて、二人だけで意気投合して数分。

「下着をつけるように強く言いつけるしかないのかもしれませんね。露出狂の精神がもしかしたらあるのかもしれませんが、ここでは判断しかねます」

 まぁと母は驚く。

 違うから、全然違うから。

 露出なんてへんたいがすることで、普通の人はしない。

 私が下着をつけないのは、性を感じるからじゃない。感度をへらすためだ。

 病院から帰ってくると、強制的に下着をつけさせられた。ごわごわしててやっぱり違和感がある。

 お気に入りの下着がないからそうなるんじゃないかと姉は笑ってた。

 確かにお気に入りのというのはない。

 というわけで、母にお小遣いをもらった。

 買ってこいというわけだ。そうするまでは家に入れないと追い出されてしまった。そこまでする必要あるの? とは思うのだが、されてしまったのであればそれに従うしかない。

 下着のお店なんて知るよしもなかたので、スマホで友だちに聞くことにした。

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ろしゅつきょう? バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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