第2話 太陽の花の中の星
昨日は旧暦七月七日。
旧暦の七夕だった。
全国的に大雨の日が続いていて、星を見る事なんて忘れていた。
忘れていたけれど、素敵なお話を見つけた。
【ところで、織姫と彦星の2人はどうやって天の川を渡るのでしょうか。泳いで渡るわけにもいきませんよね。実は、伝統的七夕では天の川を渡るための船が用意されています。船の正体は月。旧暦は月の満ち欠けの暦で作られているため、伝統的七夕の日は新月から約7日目の月が必ず夜空に浮かんでいます。ちょうど半月の形になっているので、それを渡り船に仕立てて天の川を渡ることができるのです。今の暦では再現できない、旧暦だからこそ成り立つ素敵なストーリーです。(暦生活より)】
船の形をした月を彦星様が漕いで、織姫様に会いにいくなんて素敵だな〜。
地上からは見えなかったけれど、一年に一度、素敵な再会が出来たのかな? それとも旧暦じゃない七月七日にも会っていて、今は一年に二回会うのかな?
もう一つ。
一昨日、買い出し帰りに雨のやみ間があって、ひまわり畑に寄ってみた。ここは観光名所になっているのだけど、コロナ感染防止の為に、今年もイベントは中止。それでも、ひまわりを沢山咲かせてくれていて、人々に元気を与えてくれている。
まだしばらく太陽は顔を出してくれないみたいだから、近況ノートに写真を入れて元気のお裾分け!
やっぱりひまわりは太陽の花って感じがする。
【植物にみられるらせんや幾何学は星々の動きとつながる神秘の図形。星は花の中に。花をみることはみえないものに触れようとすることでもある。(和暦日々是好日より)】
愛用している手帳にそんな言葉が書いてあったので、ひまわりの写真の中も覗いてみた。
すると‥‥‥
あった、あった!
沢山の星形をした花粉。
いや? ふかふかの黄色い花粉をミツバチが身体にくっつけると花粉の跡として星が現れるのか? 仕組みはよく分からないけど、太陽の花の中にも星をみつけんだよ!
ミツバチは黄色い花粉まみれ。花粉を身体中にくっつけて飛び回り、また新しい星を誕生させるんだね。
何だか宇宙を感じるな〜。
雨が続いて、太陽や星は見えなくても、そこに太陽や星はある。
そして、空だけじゃなくて、地上にも小さな太陽や星が沢山ある。
今は会えなくても、今は見えなくても、そこにいつもあるから。
そんなもの達がいつも見守っていてくれると思うと私は頑張れるし、きっとあなたも頑張れると思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます