8 運命の月を迎える ー2021年5月ー
そして5月がやってきました。
そのころになると私の口癖は「カクヨム様が私のメンタルを殺しに来る……」。
最初は冗談っぽく言っていましたが、中旬を過ぎると、ああ、コレは本当に、結果如何でメンタル殺されるなと怖くなりまして。
いくつか自衛策をとらねばと思い直しました。
まず、事情を知っている身内に、積極的に弱音吐きました。恥ずかしながら。
みなさま、本当にスミマセン。
でも、そのうちの友人のひとりから
「そっかー。でもダメだったら、その時はつるさんだけでなく、私を含めた、つるさんの作品が好きな人みんなが、主催者に向けてブーイング言うんだよー」
と言って頂けたのが一番ありがたかったかな。
甘ちゃんですが、ひとりじゃないよ、悔しさ共有しようぜ、といって貰えた気がして。ありがたくて涙が出ましたよ。
あと、自分の気持ちをメモりました。ダメだったときに向けて。
「自分を全否定するなよ。悔しいのは分かる、でも、このコンテストがなければ、ここまで自分が好きだと思える作品を書くこともできなかったよね。それが素晴らしいことだよ。でも、悔しいよね。泣きたいよね。その気持ちは認めてあげよう。でもそれ以上に、この作品を書き上げられたことは、誇りにしような」
今、手元のダイアリーには、上のような言葉が綴ってあります。
そして、新しい作品に意識を集中させました。
ダメだったら、こっちの作品を別の賞に出してみようかな、そんなことを思いながら新作を綴ってみました。
またしんどい想いをするかもだけど、結局は、私は書くことが好きなのです。
書くことで傷を負ったなら、また、書くことでそれを癒やそうと。
そしてそれは無限ループになるかもしれないけど、初回のカクヨムコン6でここまで動揺しておけば、今後、これ以上、心を乱すことはないんじゃないかと。万が一、あったとしても、きっと今回の経験から、そこそこうまい対策が見つかるんじゃないかと。
そんなこんなで、幾つもの眠れぬ夜を越えて、5月末に至ります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます