誰も死なない世界

ピピピッ!!ピピピッ!!ピピピッ!!

AM5:00

僕は時計を見た。

今日、また僕は殺されるのか?。

嫌だ…死にたくない

僕は布団から出なかった…


AM7:00

母親が無理やり部屋に入ってきて布団をはがした。

「いつまで寝てるの?正人君が迎えに来たわよ?」

正人が来たなら行かないと…


AM7:30

「いってきます…」

とても重い足取りで家を出る。


AM7:45

学校近くの通学路。

愛華が近づいてきた。

「おはようゆう君。正人君。今日もいい天気だね?」

「あ、あぁ。おはよう。」

なぜ正人は元気がなかった。

「悪い、忘れ物したみたいだ。さきいってて。」

正人は慌てて戻っていった。

あれ?前にもこんなことなかったか?


「ねぇ、愛華。愛華は正人が好きなの?」

僕は何となく愛華に聞いた。

「そうだね、最近よくわかんないんだ…」

愛華はそういうと、うつむいてしまった。


僕たちはそのまま学校へ向かった。


AM8:00

もうすぐ学校だ。

あれ?これも見おぼえがある…

僕は左側を向いて声をかけた。

「正人、いつまでそこに隠れてるの?」

僕の声に驚いた正人は物陰からその姿を現した。

その手にはナイフが握られていた。

そのナイフに気が付いた先生が正人を取り押さえナイフを取り上げた。

正人は逃れようと暴れたが、数人の先生の手によって拘束され、進路指導室へ連れていかれた。


何が何だかわからない僕らが唖然としていると、もう一人の生徒指導の先生が、職員室まで来るように促した。


職員室に移動した僕らは先生から話を聞いた。


正人は僕を刺そうとしたらしい。

殺すつもりはなく、脅そうとしたみたいだ。


ほどなくしてパトカーが到着し、正人はそのまま連行されてしまった。


後日、付近一帯に出されていた通り魔事件における警戒が解かれた。

どうやら、正人が犯人だったらしい。

幸い死者はいなかったが、被害者が多数にわたったため、少年法での裁判とならないかもしれないそうだ…


後日、僕たちは正人へ会いに行ったが、正人から断られた…

だた、正人からの手紙をもらった…

一言「ごめん」

そう書かれていた…


ーFINー



★★★★★★★★★★★★★★★★


最後までお付き合いいただきありがとうございます。


ついに物語は完結を迎えました。

きちんと伏線回収されているか微妙ですが、わかりずらい伏線だけご紹介。


優紀と正人は同じ星座です。

そして、ラッキーアイテムは【カエルのぬいぐるみ】。

優紀はこれを踏んづけてしまい、正人に殺されました。

つまり、正人としてはラッキーアイテムとして成立しているんです。

逆に【新聞紙】からの発想によって優紀は刺されないで済みます。


ね、わかりずらいでしょ?作者もわかりづらかったです(;'∀')

他にも伏線的なものはありますが、何とか回収できたんではと思います。


内容的にBADENDともHAPPYENDとも違う何とも後味の悪い作品になってしまいました。これはひとえに作者の実力不足と感じております。

それと、作者のサイコパス度合いを疑わないでいただけると嬉しいです。


では、また違う作品でお会いしましょう。

あ、ほかのシリーズや作品も読んでいただけるととてもうれしいです。




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無限の殺戮 ~僕はいつでも殺される~ 華音 楓 @kaznvais

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