N+1回目の死亡

ピピピッ!!ピピピッ!!ピピピッ!!

AM5:00

僕は時計を見た。


ついに犯人のしっぽをつかんだ。

でも、まさか…あいつであってほしくない…


最初の殺された日を再現しよう…

そうすればわかるはず。

頼む…間違いであって…


AM7:00

いつものテレビの占いを見る。

12位。ラッキーアイテム カエルのぬいぐるみ。

持っていても意味がない。


AM7:30

「いってきます。」

いつものように家を出る。

ここからが勝負だ。

このまままっすぐ学校へ向かおう。


AM8:00

もうすぐ学校だ。

あ、愛華が手を振っている。

最初と同じだ…

そして左から刺されるはず…


左を見た…


痛い…

左の脇腹を見るとナイフが深々と刺さっていた。


やっぱりお前か…

違っててほしかったよ…

なあ、親友…


僕が覚えているのはここまでだ…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る