アオーモリ

「いやあ、来てくれて助かっただ」

「いえ、こちらこそありがとうございます」


 ここは、アオーモリのヒロサキー。

 リンゴ畑。

 僕は、ここで日雇いのバイトの仕事だ。


 それにしても、凄いです。ずっと先までリンゴ畑なんですね。


 今日やっているのは草刈。

 あと、摘果も手伝うことになっている。


「これなら明日も来てくれねか?ほんとに助かっただ」

「すみません、明日は別のところに行かなきゃいけませんので」


 次の日は、ニンニク畑で働いた。

 次の日は、ながいも畑。


 基本的に、日雇いのバイトばかり。

 聖女様が追ってくるのではないかと、ひやひやしながら働いている。


 次の日は、ヤゲン温泉で働いた。

「いやあ、来てくれてありがとうね」

「いえいえ、こちらこそありがとうございます」


 相変わらずの厨房の仕事。


「いやあ、できれば明日も来てもらいたいんだけんどよ」

「ごめんなさい、明日は行くところがあるんです」

「そりゃあ、残念だ。明日には聖女様がくるんで、手伝ってもらえるとうれしいんだけどもな」


 やっぱり、聖女様は追って来たか・・・


「ごめんなさい、明日は違うところに行くので・・」


 たどり着いたのは、オウマ。

 海だ。


 そして、海の向こうに見える陸地。


「仕方ないよなぁ・・・」


 聖女様が追ってくる。

 逃げなきゃ・・


 僕は小舟を入手して、海を渡ることにする。

 海の向こうに見えて居る陸地。


 そこは・・・

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