ぺろぺろ
バブみ道日丿宮組
お題:ありきたりなぺろぺろ 制限時間:15分
ぺろぺろ
「ぺろぺろしたい」
「……いきなり何いってんのよ」
「だって、ぺろぺろしたいんだもの。しかたないよね?」
ふぅとため息。
「そういうのは私だけにしなさいよ? 他の人にしたらセクハラだからね」
「大丈夫」
大丈夫じゃない。
「ほら、脱ぎたてのぱんつ」
「わーい、特上だぁ」
頬すり。
「ドン引きよね。いや……実際ドン引きしてるんだけど」
「生暖かいのと、つんとくる匂いが最高だよ」
少年は舌を出す。
「それ舐めるのは駄目だからね。濡れたら履いて帰れなくなるから」
しょぼんと落ち込む。
「悲しそうな顔しても駄目なものは駄目だからね! 前ぐちょぐちょにされて気持ち悪かったんだから!」
思い出す。体液という体液を吐き出したぱんつはとても湿ってた。愛が詰まってたと言っても過言ではない。
「ほんと電車乗ってる時最悪だった」
「ノーパンもいいよね」
「よくない! めくれたらどうする気だったの!」
「僕がいるから大丈夫」
しゃがむ少年。
「ふとももとかもぺろぺろしたい」
「駄目。学校でそういうのはしないって前に約束したでしょ」
「じゃぁ、これは?」
ぱんつを広げる。
「それだけ許してあげてるだけ、だから我慢して」
「でも、ぺろぺろしたいなぁ。少しだけでも駄目」
傾げる少年にぺちんと、デコピン。
「駄目なもの駄目だからね。こういうのはもっとおとなになってからするものだからね」
もっとも二人はおとなの階段はもう登りきってた。いわゆる、肉体関係は既に終わってたのだ。
「もうちょっとしたら、帰るからね。それまでに満足してよね」
少女は静かに椅子に座り、制服を正す。
「はぁはぁ、くんかくんか、はぁはぁ」
「……幼馴染がへんたいだなんて一生の不覚だわ」
満足した少年から手渡されたぱんつは、熱を帯びてた。
ぺろぺろ バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます