第5話 夢の中
「夢の中にいるんだね」
現実世界のあなたが言った
「二人で夢をみているんだね」
声に出さずに続けて言った
「未来のない夢を」
「現実から逃げるための夢を」
充分理解していることを
夢でもいいと思ったの
幻でもそばにいたいのよ
それまでは
「決して目覚めたくはない」のよ
「安いダンスホール」の中で
二人でずっと踊り続けてるけど
きっとあなたには私がひとり
孤独に踊っているように見えるのね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます