第1話「バーストゲート」

奈落にほど近い森の中の砦に5人の冒険者が集まっていた。

眼下には無数の魔神達が群れを成している。


これは、「呪い」と「祝福」」に彩られたアルフレイム大陸の物語



GM「では始めて行きましょう」

ペル「わー」

シエン「腕が鳴るな!」

ローロ「久しぶりだねぇ」

フィーア「また日記をつけなければ」

ローロ「蘇生前提なんだね」


GM「皆さんは【簡単に経験が積める】ということで奈落近くの森にやってきて」

ローロ「早数か月」

ペル「強くなりましたねぇ」

フィーア「ソーサラー技能はまったく伸びていませんが」

シエン「オレも知力はほとんどのびてねえぜ 

   いや!? 6から8になったから3割以上伸びてるのか?」

ローロ「ソーサラー13になったんじゃないの!? まだ知力B1なの?」

シエン「ああ、テレポートして敵を切ってからまたテレポートで戻ってこれるぜぇ」

ペル「すごい!」

ローロ「宣言が残り一回しかないじゃないか・・・」


GM「まあ、積もる話はそれくらいにして現在の状況を」

  「皆さんは経験を簡単に積むため何度かこの森のメリアの集落から」

  「依頼を受けて仕事をしています」

  「内容は簡単 毎月大神のコールゴッドで魔神を薙ぎ払うので」

  「その準備が整うため砦を守ること です」


  「眼下には砦に通じる幅10mくらいの道があり、そこに魔神が列をなしています」

  「他の道はもっとレベルの低い冒険者たちが詰めていますので」

  「この正門は皆さんの管轄です」

  「いつもバーストゲートで薙ぎ払うのですが、最近一段と魔神の数が増えてきて」

  「けっこう大変です」


フィーア「と、いうわけで今回は同型のルーンフォークを呼びました」

ミル「よろしくデース」

GM「データは何故かフィーアさんと全く同じです 不思議ですねぇ」

ローロ「ちがうだろ! 明らかにドッペルゲンガーじゃないか!」

ペル「あ、よろしくです m(__)m」

シエン「仲良くやろうぜ!」

ローロ「シエン! 君はキルヒア信者だろ?!」

シエン「何言ってるんだ 武神キルヒアは細かいことはきにしないぜ?」

ローロ「キルヒアは武神じゃない! 賢神! 知識を破壊するデーモンは不倶戴天の敵だよ!」

フィーア「ご安心ください メルは知識を大事にします 人間なんかよりもよっぽど」


GM「君たちがコントしている後ろで沢山のメリアがコールゴッドの準備をしています」

ダリオ「きみたちー また今日もたのむよー」

ローロ「依頼人の手前、静かにしておくか 『あ、ああ、任せおいてよ』」

ペル「『僕は、あんまりお役に立てませんが、皆さんがいらっしゃるので大丈夫ですよ』」

シエン「オレはもっと役にたたないけどな」

ペル「そんなことはないですよ 魔法があるじゃないですか」

シエン「まあ、倒し損ねたのを叩くくらいかな?」




・戦闘ルールは簡易戦闘を少し変えたものです。

・エリアの数が多く、移動とどのエリアでも乱戦が出来る以外は同じです。

  (移動力が足りれば通常移動でも複数エリアを移動できます)

・今回はエリアを横に20マス並べています。(1マス10m四方)

・貫通は50%の敵(端数切り上げ)に自動的に命中する

  (対象を全体から引いたものの50%)

・ザコのダメージは「一括」「5体ごと」「3回振って真ん中」のどれかでおk

・拡大数のできる貫通「バーストゲート」の場合のみ

 2倍がけで75% 3倍掛けで88% 4倍掛けで全てに命中するものとする



GM「ここに19Lvくらいまでのデーモンがびっしりいてます」

  「1エリアを全滅させれば、次のラウンドに後ろから20部位が追加されていきます」

  「無限におかわり出来ます やりましたね!」

ペル「やりましたね!」

ローロ「じゃないよ! いつにもましてひどいね!」

シエン「数が多すぎて刀が役に立たねぇ」

フィーア「まあ今回の趣旨は《面倒な魔法の解説》だそうですからね」


GM「では作戦解説です」


・門を開く

・バーストゲート4倍掛けで焼き払う

・リブート+マルチプルアクター/クラッシュベアでまた撃つ

・HP変換でMPを回復する

・ハーベストフィールドでHPを回復する



シエン「お、オレの神聖魔法が役に立つな!」

ローロ「ふむ やっとボクのパロットが役に立つね」


・ホーリーパロット

 手番終了時に手番中に使用した神聖魔法を魔力0で使用できる装備

 拡大数が使用できない魔法を使う時にとても便利

  (接触や範囲 あとマルチアクション時等)

 欠点として鸚鵡がずっと喋る為うるさくて隠密不可になる

  (聞き耳もー4)


GM「欠点の為、普通の冒険者はこのアイテムをあまりうまく使用できませんが」

ローロ「11Lv以上のレプラコーンは補助動作で装備品を変更できるからね」

   「なので、接触であるリブートを複数に使用できるわけだね」

フィーア「ふむ バーストゲートを20人いるエリアに撃てば」

    「(20-1÷2)+1で 11体に命中でいいのですね?」

GM「そうなるね」



《バーストゲート》召異魔法14LV

対象:一体の魔法は拡大/数が出来る(術者や接触は不可)ため

貫通であるこの魔法は拡大数が出来る。


ただ基本的に「同名非重複」であるため

同じ相手に複数当たることはないはずなので。


例えば3倍拡大した場合3d6振って一回でも命中した段階であとは降らなくてもよい

相手が20人いた場合20d6を3回振る

だいたい17,5人にあたるはず。


が、面倒なので、ザコ相手の貫通は%で命中させるハウスルールを使用しています。

ダメージも

 「一括」

 「5体ごと」

 「3回振って真ん中のを選ぶ」

からPLさんに選んでもらっています。





フィーア「ふむふむ では4倍掛けで3回振って真ん中が一番楽そうですね」

GM「一回の魔法で200回はんていするからね そうしてくれると助かるね」



GM「では、開始です」

ペル「ハーベストフィールド マルチプルアクター/クラッシュベア」

ローロ「ファスアクでリブート+マルチプルベア パロットでリブートを複製」 

フィーア「では、魔晶石10点を併用してファスアクでバーストゲート4倍掛けx2」

    「リーンフォースSも」

    「補助動作でHP変換」

    「リブートで4倍掛け+ダブルキャストで味方からブラッドブランデッドでHP吸収」

    「補助動作でMP回復」

    「マルチプルで4倍掛け」

ローロ「ボクのグランガチとオークハウンドがー!?」

フィーア「ハーベストで二倍になるので6倍掛けで十分ですね」

ペル「役に立てて光栄です!」(吸い取られている)

ミル「じゃ、同じことをするデース!」



【結果 100体に200点前後のダメージが二回】


フィーア「合計20000点x2くらいですね」

GM「2.0の頃に比べるとマイルドになりましたね」

ローロ「あの頃はメイガス(HPでMPを代用できる)

    とマルチターゲット(範囲魔法を拡大数できる)があったからね」


GM「では、400点くらうので、欠片積みのゲルダムも沈むので5エリア全滅ですね」

ローロ「このあとどうすんの? MPもリブートもないよ?」

GM「まあ、魔神将が沢山落ちてるので、あとはザコばっかりですね」

  「NPCがトランスファーとかして回復してくれるので」

  「適当に遠くから魔法撃ってれば時間が来ます」





・巨大な木が空中に現れ、見渡す限りの魔神を消し去っていく



ペル「おおお・・ これがコールゴッド・・・ 初めて見ました」

ローロ「PC的には毎月見てるんだよね?」

シエン「有難味がないな・・・」

フィーア「すごいすごい! 神様見ましたよ! 本当にいるんですね!」

シエン「珍しくはしゃいでるなー」

ローロ「ルーンフォークに神の声は聞こえないからね」

GM「コールゴッドの時だけは聞こえるんじゃないですかね?」

  「まあ、それはそれとして、メリアが一人死んでますので」

  「プラントリグロウ(ドルイド魔法10Lv)で1時間でさくっと復活します」

ペル「あ! メリアはこの魔法で蘇生すると穢れが増えないんですよね!」

ローロ「すごいよねぇ 大神呼び放題だからね」

シエン「まさに【祝福】だなー」


GM「では、コールゴッドしたメリアとその仲間たちは莫大な経験点を得て

   来月のコールゴッドの準備に入っていきますね」

   君たちも100体分の経験点は入ります 1万点ですね」

ローロ「確かにすぐにレベル上がったけど・・・」

シエン「オレもドルイドとるかな?」



GM「そんな感じで皆さんがいると・・・」

  「コールゴッドをものともせず、向こうから近づいているものがあります」

ローロ「!!?」

シエン「へぇ・・・ やっとオレの刀が役に立つな」

ペル「え? コールゴッドって・・ えぇ?」

フィーア「メジャーゴッドは25LV以下の魔物/冒険者を殲滅できるはず」

ペル「っていうことは!」

シエン「ああ、やつは 26LV以上! 魔神王クラスだ!」




~第二話に続く~




  






















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