魔法学院の日常のつもりだったけど、ただ、主人公と女子がいちゃつくだけの話。
@gurennsutera13100512
朝チュン??いいえ、寝落ちしただけです。 本文編集
起床のチャイムならぬ音楽が大音量で鳴り響く、クソうるさい。寮生がリクエストした曲が選ばれ、朝にこうしてスピーカーをとうして流されるのだが、最近だれもリクエストしてないらしく同じ曲が毎日流れてそろそろ限界だった。う~、寝みい、昨日3時まで友人とこっそり遊んで夜更かししたせいで今とてつもなく眠たい、よし、登校時刻ギリギリまでねることにする。うん。それがいい。朝ごはんはパスで。
去年までは舎監が朝全員点呼していたのだが今年からなくなった。二年生サイコー、気持ちよく二度寝を決め込もう。
「起きろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「うえっ!!?」
「朝だぞ」
「うるせえわ!!、あとドアをけ破るな‼」
「前回、静かに起こしに来たらロックされたのでな!!」
「さて、食堂にいくぞ。今日はパンの日らしい。」
「いやいやいや!!お前学年違うから!!まだそっちの点呼終わってないだろ!外禁なってもしらねーからな。」
「問題はない。舎監にちゃんと報告してきた!」
「どんなふうにだよ。」
「問題児のノールを起こしに行ってきます!!っとな。」
「事実だけれども!!俺が気まずいじゃねえか!!」
「朝からそんな大声だして疲れはせぬのか??」
腰に手をあて、覗き込みながらいってきやがる。
「疲れたので寝ますわ~。」
「ほ~、いいのか?」
「何がだよ」
≪呼び起こすは水の息吹、歌え、踊れ、水の精霊に・・・・・
「やめろやめろやめてください!!寮を破壊するつめりでありましょうか??!!、分かった!!起きる!
起きるから!!詠唱を止めろおおお!!」
焦り過ぎて変な口調になった。冗談じゃねえ、こんなんで破壊されたら目も当てられない。
「なら、早くベッドがら降りることだな。」
勝ち誇った顔しやがって!!
「あ~、その~、ベッドから降りたいので、外で待ってってくれませんか???」
「どうせ下でも履いてないだけじゃろ!!」
「あっああ、まあ、うん、そうだ、そうなんです。」
「ちっ、仕方がない、1分待つ。1分だけじゃぞ!!」
扉がバタンッと閉められる。
「おい!!プロア!!起きろ!!何も考えなくていい!!自分の部屋に瞬間移動しろ!!」
小声で叫ぶという妙技を使う。
「んぇー、なになにぃ~、もう登校時間なのぉ?、まだ眠いよぉ~」
「そうだ!!あと2分で遅刻になる!!、急げ!!」
「ほんとぉ~??」
布団から顔を出し時計をチェックされる。終わった。
「嘘じゃん。サイテー」
ぐおおおおおお!!仕方ない!!、
なけなしの魔力をかき集め、強制的にテレポートさせる。
頼む!!レジストしないでくれ!!
「あっ.....」
よし!どうにか成功した。
完全にプロアの事を忘れていた、そういえば昨日プロアを帰らせた記憶はない。遊んでいる途中で睡魔に負けて寝落ちしたっぽい。
いそいで服を整え、ドアを開ける。
「おまたしぇ!」
噛んでしまった。
「くかーー」
テぺが壁にもたれながら寝ていた。
よーし、仕返しをしよう。即決だ。
と思ったが後が怖いので普通に起こす。
「おきろー,準備終わったぞー」
「ぴゃぁ!!、お、ああ、行くぞ!!配膳が終わってしまう!!」
何それかわいい。
「ごまかすなよ~、テぺちゃん~お目覚めですか~?」
「気持ち悪いぞ、ノール。」
「はい.................」
駆け足で階段を下り、二階の食堂を目指す。
全学年が一同に食べるので、かなり広い。
特に学年ごとに決められているわけでもないので、テぺと一緒のテーブルで食事をする。
うん、普通だ。
なにやら複数の視線を感じるが無視する。
「のお」
「ん?」
「今日は合同授業らしいな。それでなのじゃが.....」
合同授業。学年を跨いでで行われ、2人一組を作ってペアで組み別の組と戦闘訓練をする授業だ。
同学年ではペアを作ることは出来ず、必ず、先輩か後輩と組まないといけないという制限が存在する。
普段はプロアと組んでいるが同学年のため、今回は組めない。
そのため別の誰かと組まないといけないという非常にめんどくさい授業に位置する。強さや性格、流派、属性によって上手く連携がとれたり、取れなかったり、するので、ペア選びはとても難しく、この授業で安定して勝利できる人間は少ない。
「組む??」
「!!、出来ればそうしたいのだが....、いや、勿論、先約があるのならそっちを優先してもらって構わない。
どうじゃ?」
ここで断った時の反応を見てみたい気がしなくもないが、鬼畜ではないので、組むことにする。
っていうか、選択肢なくね??了承以外の道、なくね??
「おー、じゃあ約束だな。」
「よおおおおおおおおし!!!解決!!、変更は無しじゃ!!」
「おっおぉ。そうだな。」
テンション変わりすぎだろ。まぁ、いつまでもうじうじされても反応に困るし、そこがテぺの良いところだ。
気づくと大分人数がへっていた。まぁ、来るのも遅かったしな。
「じゃあ、午後から頼むぞ!!」
「ok~。」
テぺは食べ終わったようで、食器を配給の人に空の皿を手渡して、一度こちらに振り返り、手を小さく振った
あと勢いよく食堂を飛び出していった。
嵐かよ。
さて、全部食べたわけじゃないが、お腹もある程度膨れたので、そろそろ帰るか。
手を合わせてご馳走様をして席を立とうとする。
丁度そこにプロアが来る。
「あっ、起きたんだ、プロア。おはよ。」
「ん~、気づいたら自分の部屋にいたけどね?」
どうやらテレポートの衝撃でお目覚めになったらしい。こわ。
「あははは。事情があるんだよ。こっちも。」
「ふーーん」
寝起きで機嫌が悪いらしい。
「あっ、そうだ、プロアはどうすんの?」
「なにが....?」
「いや、合同授業のこと。誰とペアくむのかなーと」
プロアは女性にしてはとても珍しい、直接戦闘スタイルの戦い方を好む。支援型が人間の女性の中で大半を占める中で、戦闘型の魔術師はレアなのだ。それにプロアは強い、桁違いに強い。そのためペアを組みたいという人は後を絶たない。それ故の質問だ。
ただ上位になればなるほど、支援型の女性は激減するので、上位の中で見ると案外戦闘型の魔術師は多いい。それにこれは人間に限った話だ。
「フィルカと組むはず。......たぶん。」
いや、キッチリと決めとけよ!!と心の中でブーメランを飛ばす。あっ、戻ってきた。
フィルカとテぺは親友であり、現在ペアを組んでいる。どちらとも可愛い後輩だ。
「ノールはどうするのよ。」
「ん?、ああ、俺はテぺとさっき組むことになったよ。」
「サイテー。」
[なんで!!??」
なんでじゃい!!
「ばーか。」
「えぇーー」
なんでじゃい!!×2
「楽しみだね。」
「だね。もしかしたら何処かで当たるかもねーー」
「その時は容赦しないから」
「勘弁してよ....」
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