第2話 苦痛な新生活

春休みが終わって、新しい学年へと進級する。


私はいつもこんな日を楽しみにしていたはずなのに、今年は苦痛だった。


仲のいい友人も教師も皆が皆離れたからだ。


仲のいい友人は同じクラスに1人も存在していなくって、仲のいい先生は、異動した。


今年に限って、運の尽きを感じる。


担任に「話しなよ」何て言われても話かけられないだろう。


新しいクラスの人達と話すことが苦痛だからだ。


皆、グループが存在しているからだ。


だから新しい自分がいることはダメだと思う。


だからこそ苦痛だ。


私は声にならない声を使って心の中でこう言った。


「お願いだから、中一に戻らせてくれ。

それか今の私が中一時代に行くだけでいいから」


私的には切実に言った気がする。


でも本当に望んでいる事だ。


これからどうなるんだよ……


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