またあの時を思い出せばきっと。

さくら ゆい

第1話 あの時に戻りたい

「じゃあね」


そんな言葉を思い出して私は涙をこぼす。


桜が舞い散る春の日の中で、そっと涙をこぼす。


その涙と共に私は「また戻りたい」と思った。


けど戻れないのは確かなお話で、結局夢を見るのはダメだなと思った。


今は大変な中でも頑張らなくては行けない。


だから考えるのを諦めた。


でもまだ私の心には戻れたらな良いなという想いが残る。


どうにも出来ないな。

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