ハンドアウト
【PC1】
貴方は異世界に迷いこむ直前の記憶を覚えている。いつも通り学校の教室で過ごしていたとき、大きな地震が起きたのだ。
立っていられないほどの揺れの中で、貴方の目の前に真っ黒い球体のようなものが発生するのを見た。それに吸い込まれていくところで記憶は途切れている。
貴方は化け物の襲撃で友達を亡くした。その遺体を放置しておくのを悼んだ貴方は、誰も使わない校長室へ友達の遺体を移してあげた。
せめて化け物に食べられないように、いつかちゃんと弔ってあげる為にと定期的に遺体の確認をしていたある日のことだ。
死んだはずの友達が動き出すのを目撃した。生きているのかと思った束の間、貴方は友達の遺体に襲われることになる。
ゾンビ映画のような容貌になりはてた友達の手を避け、逃げ出した貴方は咄嗟に校長室の扉を封鎖することに成功した。
戸惑う貴方の前にフードを被った何者かが現れこう言った。
「お前たちの中に人ではない者が混ざっている。存分に気をつけよ」
何者かは言い残すとどこかへいなくなった。
【PC2】
貴方は隔離された学校で過ごすうちに、自分の中に秘めた力を自覚していた。大気中に現代日本には存在しない不思議な力が蔓延し、それが自分にも力を与えている。
その力はあるきっかけを元に解放されることになる。それは2階から3階へつながる階段の踊り場にある布に隠された鏡を覗いた時の事だ。
鏡には恐ろしい化け物が映っていた。到底人には見えないその形相に驚き目を離すと、鏡はいつもの自分を映していた。
その直後から、貴方は自分に眠っていた力を自由に使えることを自覚した。レベル9の方のキャラシを使用可能になる。
戸惑う貴方に、声が聞こえてきた。「最後の1人になるまで生き残りなさい。そうすればこの空間から出ることが出来るでしょう」
その後手に入れた力を使って魔物を倒している姿を1人の生徒に見つかって以来、その生徒に付きまとわれている。
【PC2用追加ハンドアウト】
貴方は地震の衝撃で自分に関わるある記憶を思い出した。貴方の正体は魔神王である。
過去にラクシアと呼ばれる世界に向けて侵略を始めたことがあるが、その時の冒険者たちによって打ち倒された過去を持つ。
冒険者によってとどめを刺される瞬間、貴方は自分の力を二つに分けて世界に飛ばした。
その二つの力を部下の魔神であるマーリンに一か所に集めさせ、復活の儀式を命じていた。
復活には大漁の生贄が必要で、マーリンの手によって300もの魂を集めることに成功した。
復活の土台として自然発生した魔域を選んだマーリンは、生贄を使って貴方を復活させようとしていた。
しかし復活の直前、大きな地震が起きた。突如開かれた次元の穴から、異世界の青年阿良々木暦が現れ、魔域に影響を与えた。
魔域は迷い込んだ者の記憶を元に生成される物で、阿良々木の記憶を使って魔域を変貌させたのだ。
実体のない力となっていた貴方と、生贄の300もの魂はそれに飲みこまれ、学校の生徒というガワと泥の身体を与えられることになった。
マーリンは貴方が呼べば出てくるだろう。
【PC3】
貴方は自分たちの真実を知っている。それは学校の探索中、友達と校長室へ入った時の事だ。
音楽室の中で真っ黒い穴の様なものを見つけたあなた達は、恐る恐るその中へ踏み込んでみる。穴の先には生い茂る森と流れる川、青い空が待っていた。
脱出できたと思うのもつかの間、貴方は友達が泥のような何かになって溶け落ちていくのを見た。
同時に、自分の身体も同じように溶けていくのを実感した。何とか黒い穴を通って音楽室まで戻ると体の異常は収まったが、貴方は自分の存在を知ってしまう。
それは自分が本物の人間ではないこと。自分を人間と思い込んだ泥人形であることと、あの学校から外に出れば友達のように溶けてなくなることを。
なんとか正気を保った貴方はこの事実を他の人に知らせるのは狂気と混乱を生むだけだと判断し、穴を隠す為に音楽室を封鎖することにした。
理科室で他の生徒が作っていた爆弾をいくつか盗み出し、3階の奥にある音楽室への通路を崩してしまったのだ。
この時余った爆弾を貴方は所持している。
この事実にどう思ってどう行動するかはキャラ次第。
【PC4】
貴方は異世界に迷い込んだ衝撃か、自分に存在するもう一つの記憶を思い出した。
それは魔法が存在する現代日本とは違う別の世界で、冒険者として生きていた時の記憶だ。
その記憶は最後、魔神との戦いに敗れ、凶刃が自らの身体を貫いたところで途切れている。
故に貴方はSWにおけるルルブに書いてある範囲(魔物データ以外)の知識ならある程度知っている。
学校の外を蔓延る魔物の中にも見た事のあるのが何体かいるだろう(セージやったら楽しいかも)
学校を探索していると、貴方の前にフードを被った何者かが現れこう言った。
「お前たちの中に人ではない者が混ざっている。存分に気をつけよ」
何者かは言い残すとどこかへいなくなった。
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