菫とデート

休日になって今日は菫さんとデートする約束だ


うぅー、僕から菫さんの家行くよって行って家の住所教えてくれなかったしすごい圧で断られた

今もすごい勢いでRINEの通知が来てる


「楽しみですね♡、はぁー早く主人様に会いたいです、主人様好き好き、主人様ぁー」

これに似たのがいくつかある


もうすぐ100超えそうだ


「100件超えても無視するなんて、主人様はわたしに焦らしプレイですか?そんなんですか!主人様最高ですぅー」

余裕で無視してるってバレてる


やっぱり恥ずかしいなーデートなんてしたことないし、お姉ちゃんとはしたことあるけどクラスメイトとはやっぱり恥ずかしい


ちなみに昨日からお姉ちゃんは大学の研究でいない

お姉ちゃんは賢いから研究内容もすごくて何日もかかるんだとか、一様見送ったけどすんごく泣いてた

「ゆぅ〜くぅぅーーん!離れだぐないよぉー」

時間までずっと抱きついていたなぁー


「ピンポーン」

下からインターホンの音がしたので急いで階段を降りて


「はーい」

菫さんだ

「主人様、おはようございます♪」


すごく上機嫌な菫さんだ


「おはよう、ちょっと待ってね」


僕は玄関に行ってドアを開ける


「主人様ー♪」


「わっ」


出た瞬間に菫さんに抱きつかれる


「はぁ..はぁ..はぁ..主人様の匂い」


めちゃくちゃ息を荒げて首に顔を押し付けてくる


「菫さんもうそろそろ離してくれない?」


「あともうちょっとだけ、もーちょっとだけお願いします」


「そんなにいい匂いなの?」


「はぁいそれはとても」


嬉しそうな声でまた匂ってくる


3分ほどだったがめちゃくちゃ恥ずかしかった


「それで、どうですか主人様♪私の服装は?主人様のタイプに合わせた服装ですよ」


確かに、少し萌えるかも

貴族の学校見たいな高級感溢れた制服に似た格好だ

白色のセーターに下はスカート


僕が学園系のラブコメを見てるからなのかこうなったのかも


それにしても高そうなバックを持っている


「う、うん似合ってるよ菫さん」


「そ、そうですか?ありがとうございましゅ」


自分から言ってきたんだけど、菫さんが頬を染めて照れ始めた


「あ、ごめんね!すぐ準備してくる、よかったら中入っていいよ」

そんな話をしてる暇はなかったことに気がついた僕はすぐに支度をする


菫さんを1人にしておくわけにはいかないので中に入ってもらう


「お邪魔します、すぅーーはぁーー、すぅーーはぁーー、主人様の濃い匂いがしますね、至福ですずっとここに暮らしていたら私恐らく体が壊れますね♡」

今度はまた鼻息を荒くして、悦に浸っている


服はもう決めている

折角出かけるのでお姉ちゃんに買ってもらった大人びた服を着、、


「あらあら主人様♡、私がきさせてあげましょうか?」


ドアの隙間から少し覗きながら行ってくる


「大丈夫!っていうか入ってこないでよぉ〜恥ずかしい」


「主人様ったら、恥ずかしいことなら尚更ですよぉ〜私に全てを委ねてくれませんか?」


「む、無理でてってっ」


「あん♡、強引な主人様も素敵」


どうにかでていかされた


本当に危なかった、今の好調した菫さんに襲われたら何されるかわからない


「さぁ、行きましょう主人様♡」


「どこにいくの?」


「あら♡、最近遊園地に新しい乗り物が出来たらしいのでそこに行こうと考えていたのですがどうでしょうか?」


「あ、ごめんそんなにお金持ってない..どうしよう、ごめんね!折角考えてくれたのに無理かも」


お金はお姉ちゃんが管理してるから欲しい時はお姉

ちゃんに頼めば買ってくれるんだけどお姉ちゃんは今家にいない

どうしよ


「そうなのですか?!、大丈夫ですよ私が出しますとも」


「無理無理無理だってそんなのあんなに高いのに」


「お金のことは気にしないでください、主人様に私がご奉仕できると考えるとまぁー素敵なことです」


「だから、いきましょう?」


「いいの?後で返すからほんとにごめんね」

本当に最低なことしてるって自覚しているけど

菫さんがどうしてもと言ってくる


「いえいえ、私が主人様のものと同じように私のお金も主人様のものですよだから返さなくていいです

..後で体で払ってもらいますし♡」


「なんて言ったの?」

最後の部分が聞こえなかった


「いえいえ、ではいきましょうか!」


「う、うん行こう」


そうして僕らは電車に乗って目的地へ行く


「主人様とデート主人様とデート」

独り言でとても嬉しそうに呟いている

まぁそんなところも菫さん可愛いけどね

——————————————————

「新しいところからいきましょうか?」


「うん、そうだね行こう」

音楽がパーク中で流れていてとても賑やかだ


「うわー並んでいるねぇー」

前には長蛇の列がある


最新の技術を使っているらしいのでそれを体験しにくる人はたくさんいる


「そうですね、主人様はぐれたらいけないので手を握りましょう?はぁ、はぁ」


「う、うん大丈夫?熱いの?」


「?!大丈夫ですよ主人様で少し興奮しただけです」


?まぁ大丈夫、だよね

そう言って手を繋ぐ


並んでる時に


主人様暑いですね汗舐めましょうか?


菫は2人きりになれたことが嬉しすぎて舞い上がっている


「主人様♡もうそろそろですね」


「そ、そうだね」


今もまだ手は繋いでいてるから手汗が少しかく


そういえば、たまに菫さんが手を離して、口押さえてるけど何してるんだろう


菫は手が繋げて嬉しすぎて、それだけじゃ飽き足らず優希の手を握った手を誰にも見えないようにチロチロと舐めている


そして順番が来た


2人乗りだったので乗る時めちゃくちゃ引っ付かれた


「楽しかったねぇー!あのぶわんってなるところ

うぉーってなったね」


「そうですね♡ご主人様ぁはぁ、はぁ」

菫は興奮が抑えきれない

菫にとってアトラクションなんてどうでよくて、それを楽しんでる優希をずっと見ていた

いくら近づいても気づかれなかったので菫はずっと優希の顔をガン見していた


それから菫さんとお昼ご飯を食べる

パーク飯はとてもうまいと思う、どれにしようかとても迷ったけどハンバーグのお弁当にした


「主人様♡はーいあーんしてください」


菫さんはカレーをあーんとしてくる

スプーンにはご飯とルーがちょうど半分で綺麗に入っている

菫はとりあえずカレーを掬っているわけではなくて

しっかり優希に美味しく食べてもらえるようにと

そのようなところもきちんとしている所は優希への愛が見える

「あ、ありがとう」


とりあえず食べてありがとうと感謝の言葉も忘れない

「いえいえ、こちらこそごちそうさまでしゅ、」


僕が食べた瞬間口に入れてスプーンを舐めまくる

手を頬に当てて緩んでいる

「はぁ、はぁ、主人様、おい、しい♡」


美味しいそうにしてるから僕からもあげようと思ってあーんしてみる


「菫さんあーん」

「え?!、あ、あゆじしゃまから?いいの、ですか?」

まさか優希からしてもらえると思っていなくて呂律が回らない

基本自分が奉仕して優希が楽できれば至福と思っている菫にはしてもらえるなんて思いもしないことだ

「嫌じゃなかったらいいよ」


「いえいえ!嫌なことなんてこれっぽちもありません是非食べさせていただきます!」


僕が差し出した少し切ったハンバーグをパクっと

フォークの根本から口の中に入れて

口の中でモゴモゴしてから離す


「主人様ったら♡どうしたらこんなに美味しくできるですか?」


「僕が作ったわけじゃないよ??」


「主人様のフォークに合わない料理なんてないでしょうね主人様の唾液と混ざってとてもぉ〜」


ずっと顔を赤らめて照れている




「美味しかったね!」


「そうでしゅねぇ」


僕が食べ終わってからも菫さんはずっと照れていた


それからショーを見たり、色々なアトラクションに乗った


僕も楽しかったけど、菫さんはもっと楽しいそうにしてたから今日行って良かったなって思ったけど

菫さんがお金を出してくれているのを忘れてはいけないね


「菫さん今日はありがとう」

少し暗くなって電車の中で小声で話す


「いえいえ、大丈夫ですとも主人様が楽しんでくださるならなんでもいたしますよ」

少し微笑んで優しく言ってくる菫さんに少しドキッとしてしまった


「じゃあ、菫さんぼくこっ、」

「主人様!少しごめんなさい」

「え、え?え!」

僕はいつのまにかガタイのいい人に黒の車に入れられている

謎すぎて謎


そして隣に菫さんが乗ってくる


「いっていいですよ」

すると車は出発した


「あ、あの菫さんどこへ。」


「ふぅ、先程は申し訳ありません少し乱暴な真似を」


「う、うんいいけど」


「大丈夫ですよ、運転席には聞こえていないので」

そ、そこは気にしてないんだけど本当にどこ行くの、


「主人様♡今日は主人様のお姉様がお休みですよね?なので私の家でお泊まりしましょ?♡」


「え??、え!ー」






























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