説教という名の物

「カチッ」

菫さんは鍵を閉めてこちらへ向かってきた。


鍵閉めてどうしたのだろうと席に座って思っていたら。


菫さんは座って真剣になった感じで

「あんまり、私が手を出すのは好ましくないのですが我慢できないので」

そう言ってもう一度菫さんは立って僕に向かって来た。

何が起こってるのか全然話からなったから、僕は止まっていた、

そして菫さんが目の前に立って横の椅子を僕の方向に向けて座り


「主人様、教えていただけないでしょうか、私いつも主人様にもらってばかりで...幸せなのですけど

どうやって返せばいいかわからなくて、主人様からは何も頼ってくださらないし、私そんなに使えないでしょうか、」

さっきのは少し悲しかったけど、それが僕に向けて笑ったのか分からないけど僕以外に笑う要素はなかった、だから自分だと思い込んだ。

もう慣れたものだと思っていたのだが、顔に出ていたのか菫に速攻で見破られてしまった。


菫に言われた方は全て違う、菫さんはクラスで人気だからその正反対に立つ僕とは絶対釣り合わない

菫さんは綺麗で優しくてきっと僕以外ともっと遊んだ方が楽しいだろう。

前は、あんなこと言ってくれたけど菫さんもきっと学校生活を自由に僕に縛られずに楽しくしたいはずだ

もう考えるだけでネガティブになっていくけど、どこかで甘えてたい自分もいた。昔からお母さんとお父さんは出かけてるからあまり甘えられなかった。

お姉ちゃんも忙しそうだったし。

そのせいか1人でいるのが慣れた、しかし慣れただけで、寂しいのは変わらなかったけどその寂しさは優希にとって気付かなかった。


菫さんはどんどん近づいてきてたので、甘えることから逃げたい僕は距離を取るように席を離れてこの広い図書室の奥の方に隠れた。

奥の方だがそこに凹みがあるスペースのライトノベルなどが並べられているところに。


「はぁー」

僕はため息がでた、菫さんに痛いところを突かれ思わず逃げてしまった。

そして菫さんの気遣いにも無視するように逃げてしまった自分にもまた嫌気がさして

「もうやだ、」

三角座りをして顔を伏せてずっとこのままでもいい

っと思った。


「なにが嫌なのですか?主人様?私が、でしょうか..?私が嫌ならどこが嫌なのか教えていただけないでしょうか、私主人様に嫌われてはどうやって生きたらいいのか分かりません。」

菫にとって優希は生きる意味そのもの、いつでもどこでも優希のことを思っている。

だから菫は分かっているなんで優希がこんなに悲しそうにしてるわけを。

だけどここで私が言ったら嫌われるかもしれないからとあえて言わなかった。

ここで主人様が打ち明けてくれたら、私が主人様に慰めてもらったように全力で主人様に自信を与えるのに

だってあんなに私に勇気を与えてくれた人だもの、

そんな人がすごくないわけがないでしょう、

私はもう主人様の下僕、奴隷、犬、所有物だから

主人様の慰めも私がするの。

今は主人様の話を聞くのもいいけどせっかく2人きりになったもの、主人様の理性を溶かしていきましょうそうよ、私は主人様の奴隷と完璧に認めてもらうために襲ってもいいんですよと行動で示さないと、口だけではダメですよね

私はどんどん主人様を壁に詰めていった

「主人様、以前言ったように私は主人様のものです

私は主人様の命令に私を離すこと以外何でも従います。だから、、」


菫さんが凄い勢いで迫ってくる、顔は完全に溶けている、そして菫さんの匂いが僕の鼻腔をくすぐる、

、、!手が動かせない、菫に壁に詰められて手を壁の方向に力が加わって動かせない、どっからこんな力が出てるのか不思議だ。


そんなことを思ってる間にもう至近距離まで来ていた。

僕はもうダメだと思って目を瞑った


「ふふっ、可愛いいです主人様、大好きですよ私に全てを委ねてくれるなら、養えって差し上げますし

好きなだけ私を奴隷扱いしてもらって一向に構いません」

「ふぅー」


「んっ!」


菫さんが耳に息をかけてきた。


主人様の恥ずかしがった顔を見たら体のあちこちがどんどん熱くなってきました、すごいですこんな気持ちになったのは初めてです主人様といるとこんなことも体験できるのですねさすがです

あぁ、体のコントロールがうまくいきません


「はぁ、はぁ、主人様可愛いです可愛いですそんなに可愛い顔したら私、、」


私は主人様を押し倒して私も寝転び


「はぁはぁ、さぁ主人様私の好きなところ見てくださいどんなところでも構いませんいずれ毎日見せますし」


私はもう我慢できませんでした、下の方がキュンキュンしたり、胸がドキドキしたり


「主人様、主人様♡はぁーいい匂いです」


主人様の胸に顔を埋めて匂いを嗅いでいると


「す、菫さんダメだって、え、えっとさっき汗かいたし臭いしだから離れた方がいいよ」


「主人様、私にとって主人様の全てはすごく貴重で素晴らしいものなのです、汗なんて飲みたいくらいです1Lでも何Lでも、だから汚くてなんてありませんよ...」


菫さんがすごい蕩け切った赤い顔で見つめてくる、

僕はこれ以上したら理性が崩壊すると思った



「すみれ、さん今日は帰ろ?ね?もう日差しがないよ」


主人様の言葉は言葉は絶対、だけどあと一押しで主人様が私を選んでくれるかもしれないと思うとどうにも惜しい

これで私がもう一度押し倒して主人様に初めてを捧げたら無理矢理になってしまうしかもここは学校の中、せっかくやらならもっと自由なところでぇー

いけない!私は何を、


「分かりました、、この続きは絶対しましょうね」


私は立ち上がってそして主人様を立ち上がるのを助けて最後にこう言った


「辛い時も苦しい時でも頼っていいんですよ、主人様は私が主人様の全てを認めますだから不安なんていりません誰かに笑われたなら私がおかしくなんてありませんよと否定しますだからいつでもどこでも私を呼んでくださいね私は主人様をいつでも見てますから」


































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