第17話 庭の整備を、しょう。

 それから、朝食を終わらせるとカイトが後片付けを勝って出てくれたので、任せる事にした俺は庭に出て、未だ手付かずの庭の整備を始める。 

 といっても、庭に花壇と畑を作るだけだが。


 後は背が高い木々の剪定と、木を少し増殖するだけだが。


 まずは門から玄関前で伸びる道の整備から。

 真っ直ぐに石畳を魔法で造る。

 それから庭だ、家のリビング側の庭に花壇と庭木の増殖して、移動するための小路を造り終了。

 その反対に畑を作って、物置小屋を造ると作業は終わる。


「ふぅ……終わった」


 庭を見渡すと中々良い出来で満足する。


「後は花壇の種蒔きと畑に種を撒くだけだな」


 花壇は、色とりどりの花を植えようか。

 手作業は面倒だからな全部魔法で植えていく事にする。

 所で…この島気温はどうなの?

 暑い…寒い?温暖な気候だと有難いが、四季も有ると良いなぁなんて思うのは、無理な話しで贅沢な事だな。

 さて、どっちだ?マップを出して島の鑑定って出来るかトライ!

 おお、できた………何々、島の名前はクルルス王国ね。


 ふむ…ここはその沖合いの村ね。

 それで村の名前がロストル村…ん?さっき聞いたかな?

 王都はここから離れてるんだな。

 山の上に城があるんだな、……なんかお山のてっぺんて感じだな。ハハハ訳わからん。

 で、肝心の気候だよ!


 まぁ海に浮かぶ島だから…。


 雨は多い。成る程。

 気温は年間18度~25度前後と……。

 温暖な気候なんだね、住みやすいじゃんか。

 でも四季がないのか。つまらんな。

 まっ、雪が見たければ雪国にいけば良いだけだな。


 よし、なら花もカラフルな花を植えるか。

 南国風にするか?

 それに薬草も育て易いな。

 それと庭木だが…蜜柑系かな?


 そんなことを考えて植えていけば、あっという間に作業が終わる。

 それから畑だが……、ここはトマトに茄子に、キュウリと、とうもろこしもかな?

 試しに夏野菜を多く植えてみた。

 ま、実験だな?


 よし!庭の整備も終わった、時計を見るとそう時間も経ってない。

 そう言えば…訓練する場所…どうするかな?

 あっ!裏庭にも結構広んだよね。

 なら、彼処は物置小屋と雑草が生えない様に地面固めて、置くくらいでいいかな?


 よし!今度こそ全部出来た!

 そしたら昼飯の支度かな。


 裏庭から家の裏口の扉を開けて、リビングに入ると…誰もいないな。おや?上かな。


 階段に行き下からカイトを呼ぶ。


「カイト!おい、カイトといないのか?」


 すると上からカイトの声がした。


「なに?兄ちゃん」

「下りて来いよ!飯の支度を手伝ってくれ!」

「外終わったの?」

「終わったから呼んでる」

「………分かった今いくよ」


 なに今の間は、カイトまた我が儘か?


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