第25話 寝落ち………

「ふぅ~食った!」

「お腹はそうでもないけど……」

「なに?なんか食い足りないの?デザートでもだすか?」


 ヨーグルトか、ゼリーにアイス……色々あるぞ。


「……ん~やめとくよ」

「そうか?なら風呂に入るか………ぁ」

「ミャ!」


 レオが急に飛び付いて来たよ……成れた?


「お、どうしたよ飯は食べれたか?」

「兄ちゃん、食べ終わってるよ。二匹とも」


 カイトがわざわざ、二匹の皿を覗いて教えてくれた。


「そうか、食べたか……良い子だ」

「ミャー」


 二匹の従魔の頭を撫でる。


「よぉ~し、よしよしよし」

「ミャ」

「にゃ~ん」

「よしよし!可愛いなぁ~。お前ら一緒に風呂入るか?」

「「にゃ!」みゃ~?」

「兄ちゃん風呂に二匹入れるの?」

「ん?一度トライだな……。多分猫は水を嫌がるから、無理だとは思うけど……。カイトも入るか?」

「止めとく、ボクは一人でいいよ」

「そうか?なら行くかお前ら」


 二匹を抱いて風呂場に向かい一応水を二匹に見せる。


「ほら、ここが風呂場で湯に入るんだが……お前ら入れるか?」


 洗面器にお湯を入れて二匹の前におく。

 俺は面倒だから素っ裸になって、頭と体を荒い湯で泡を流し浴槽に入る…………。


「あーーーいい湯だぁ~。気持ちいい」


 そう言えば連れて来た二匹は?と目を向けると洗面器に入ったお湯の中に入ってたぞ!


「なんだ、お前ら風呂平気なの?」

「「にゃ~ん」ミャ~ァ」


 あっそう……放っておきますよ。

 あーーー眠い。


 湯船に浸かりホンワリとして、眠気が襲ってこっくりこっくりと船を漕ぐ。

 ……するとカイトに起こされる。


「兄ちゃん早く出てよ、ボクも入るんだからね」


 チッ、気持ち良かったのに。


 ザバーーと湯船から出て、レツ達も湯から出しクリーンとドライで乾かし。

 自分にもドライを掛けて脱衣所に戻り、スエット上下をきて、リビングに戻りカイトと交代する。

 そして、俺はそのままレツ達を連れて自分の部屋に引っ込みベッドに寝転ぶ。


「お前らも寝るか?」

「ミャーーン」

「にゃ」


 ゴロゴロと喉をならして甘えて来る。

 毛並みが気持ち良いから、そのまま……寝落ち……た……。


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