第7話【三笠と霧島の対コーラ合衆国非戦奔走】

第7話【三笠と霧島の対コーラ合衆国非戦奔走】


霧島大和キリシマヤマトの実家は和三盆帝国の軍需産業最大手『霧島重工』である。

その軍上層部や政界・財界とのパイプは恐ろしく強いものであった。


対コーラ合衆国非戦で意見が一致した(三笠榛名ミカサハルナ)と霧島大和の二人を中心とした親コーラ合衆国はが結成された。


「キリ。悪いが君の実家に頭を下げてもらえるかな?」

「り」


言葉の省略の激しい二人の会話はチョットナニイテルカワカラナイのであるが要するに、

『霧島重工にお偉いさんに働きかけてもらうから君の実家でしょ?よろ~☆』

という意味である。

それに対する『オッケーあざ丸水産Here we go!』的な意味合いである。


May be...


それからの二人の裏工作の日々は三笠が考え霧島が交渉するスタイルで八面六臂ハチメンロッピの活躍であった。


後世に遺された【霧島大和日記】に記された一文が、

『足運ぶんみんな俺か~い‼』であったと言う。

知らんけど。


ともあれ非戦を通り越して和三盆帝国とコーラ合衆国は同盟関係を構築しようとしていた。


【和三盆暦97年】和・コ軍事同盟が締結されたのである。

「ミカおめっとざ~す!」

「キリおめっとざ~す!」

「コーラ合衆国は和三盆を利用するんじゃね?」

「せやな」


この時期に和三盆帝国海軍は最新鋭 超弩級戦艦チョウドキュウセンカンの建造に入ったのである。


(つづく)

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