第6話 共に契約を交わそうぞ
都内某ペットショップ
「いらっしゃ..忍者!? ませー。」
顔殆ど見えないんですけど、不信!超不信!
「うむ、少し邪魔をする」
「ごゆっくりどうぞー。」
カフェみたいな事言わせるなよ。マズイわ、突発的な忍者に予想以上に取り乱してるわ。
「どのような子をお探しですか?
ワンちゃんですか、猫ちゃんですか?
大人しい子? それとも活発な子?」
「疲れないようにしたいのだ、その為にはやはり活発の方がいいのか。はたまた緩やかな方が楽なのだろうか。」
「成程..。」
なんだ、この人癒しが欲しいんだ。いつも疲れて大変なんだな、忍者だと思って疑ってた。
「なら猫ちゃんなんていかがですか?
穏やかで凄く癒されますよ。」
「いや、猫は単独行動を好むゆえ扱いにくい。乗りやすいガマはいるか?
移動手段としては奴が最も適切だ。」
「ガマ?」
口寄せ相手をお探しでした!
「営業を自足で行うのは至難の業でな、長い距離を行き来するこに己の力は限界がある」
「大変そうですね。」
疲れるって物理的にですか!?
緩やかなカエルに乗るつもりですか!?
「よし決めた、馬を貰おう。
そちらの方がよりラクそうだ」
「..あるワケねぇだろ?」
快適な口寄せが出来たで御座る。
今日の忍法
『背乗り我ガマ馬』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます