魚座なのに獅子座?「月星座」のフシギ

チェシャ猫亭

第1話

 私、魚座の生まれです。それも最後の日、3月20日。竹内まりやさんと同じ日、というのが自慢だったりします。


 魚座って、よく見ると、魚が2匹、いますよね。それで「双魚宮」と呼ばれたりもする。「双」といえば双子座がありまして、二重人格? と言われるケースが。

 二人いるんだから仕方ない気もしますが、「双魚宮」も問題アリなのでは、と、己の性格を振り返ってみて、思うのでございます。都合の悪い話は、このへんにしておきますね、ふふふ。


 ついでですが私、夜の8時近くに生まれたそうで。次の牡羊座まで、たったの4時間。そのせいか、牡羊座の性格の、半分くらい当たっているような。


 さて、本題です。

 友人に、星占いのセミプロがいまして、好きな人とのことを、占ってもらったのです。すると彼女は、私に言いました。

「あなたの月(感情面)は獅子座。彼は乙女座」


 つまり、女の私が男性的で、男の彼が、女性的、と、誤解をおぞれずに言ええば、そんな感じ?

 妙に納得しました。私は、たいへんにガサツなところがあり、一方の彼は、一見、どても男っぽいのですが、たまに、ひどく繊細な一面を見せることがあったのです。


 心の、男女逆転。

 そこまでは言えないけど、もともとジェンダー、セクシャリティに興味津々な私には、にやっとしてしまう、お告げでした。


「月星座」とは、生まれた瞬間、月があったサイン(星座)のこと。通常、占星術で使われるのは「太陽星座」なので、自覚している星座、私の場合は魚座ですが、それとは違ってくるのですね。


 占星術は、6千年の歴史を持つ統計学。何かと奥が深く、うまく使えばよいものだと思います。あんまり占いに頼りすぎるのは、ですけどね。

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