傭兵の休日を描いた、これぞハードボイルドという作品。カッコイイ。 作者らしからぬ作品ながら、自分の中では作者の作品群の中でイチ推しの作品。 スパイスの香りのする裏町の奥、古びたナイロビの空港、乾いたアフリカの草原。 とても短いお話ながら情景がリアルで、少し経ってから読み返すと、あまりのリアルさにイメージが膨れ上がり思い返すうちに色々足していた事に気づく程。 そう。リピる程好きなんです。この作品。 このリアルさは、作者もまた獣だからだ、と勝手に思っています。