俺は人間ですか? サイボーグ愁思郎はかく戦えり

作者 十二田 明日

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★★★ Excellent!!!

SFを書かれる方が減っているため、とても貴重なお話です。SFを軸に、差別、争い、恋愛などの人間模様も描かれています。ガチSFを望んでおられる方には、すこし読み応えが無いかもしれませんが、そこは様々な心情の描きで満足できると思います。
人と機械の差って、考えてみると難しいですよね。基盤にある回路を流れる電気と、脳内のシナプスを流れる電気と仕組みは同じようなもの。

この話は、この先の未来に起きそうなことが題材です。現代でも、義足の方が早く走れるなどありますから、そう遠くない未来のことかもしれません。

★★★ Excellent!!!

全身サイボーグの高校生が、サイボーグゆえの悩みを抱えながら高校生活を送りつつテロ組織と戦うお話です。
私はSF小説をかなり読むんですが、ネット小説でこういうサイボーグに焦点を当てたラノベを全然見たことがなかったので大変楽しめました。
ラストまでの流れも纏まっていてちゃんと「読みきった感」があります。
バトル展開も社会情勢の描写も力強くてよかったです(SF系の次回作を楽しみにしています)。

★★★ Excellent!!!

 日々仕事をこなしていく中で主人公が自分は何者なのかという部分が細かく描かれている作品です。作中の中でも出てくる「テセウスの船」のような哲学的な部分は人とは何か、サイボーグとは何かと考えさせられます。
 また、サイボーグならではの戦闘シーンは臨場感があって、魔法などのファンタジーとは一味違った描写で必見です。