第262話 衝撃的な頼み(1)

「頼み?、別に構わないが……いいのか?、あの罰の約束は?」

「あぁ、いいよ」

「そ、そうか……なら分かった」


 聡の顔は見えないが、どこか安心しいるような雰囲気を感じた。


「で?、頼みって何だ?」

「……瑠愛と瑠衣をここに呼んでくれないか?」

「は?」


 斗真は予想だにしない頼みを言ってきた。

 その頼みのインパクトとは強烈で衝撃的な内容だった……そのせいで聡の思考が一瞬フリーズしてしまった。


「ふ、二人を病室に?、お前正気か!?」

「あぁ」

「瑠衣ちゃんは別にいいが、瑠愛さんはお前を刺してるんだぞ?、お前に怪我させてんだぞ?」

「知ってる」

「それに二人は……互いに斗真と恋人同士だったって事を知ってるんだぞ?」

「……え?」

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