第243話 安心の声
「余気魅……今平気か?」
「保健室で休んでる……先生は職員室に行くって出て行ったよ」
「そうか、良いタイミングだったな」
聡は間をあけた。
余気魅もつられるようにゴクリと息を呑み込む。
「斗真は無事病院に運ばれたよ、ご両親と瑠衣ちゃんにも連絡済みだ」
「そう、それで斗真の状態はどうだった?」
「あぁ、刺傷はそこまで深くないそうだ、打撲痕とか、怪我している所は多いそうだが命に別状はない」
聡は救急隊から聞いた情報を包め隠さずに話した。
それを聞いた余気魅は電話越しでも分かる程に安心した声を漏らしていた。
「それでだ、これからの事で話があるから俺の家に来て欲しい」
「え?」
「生徒会長達の事で話がしたい」
「……分かった」
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