第242話 縁

「本当にいいんだな」

「あぁ」

「聞いて後悔するかもしれないぞ」

「……大丈夫だ」


 俺は少しの間をあけて答えた。

 その一瞬で気持ちの整理を行い、聡から話に備えた。


「分かった、そこまで言うなら教えるよ」

「ありがとうな」

「あぁ……じゃあ、まず内容の前に先に結論から言うぞ……生徒会長様はもうお前の前には現れない、お前とは既に絶縁している」

「え」


 信じられなかった、ある程度の最低ラインの事は予想していた……が絶縁していたと言うことは想像もしていなかった。


「それは本当なのか……どうして……どうしてだよ」

「落ち着け……どうしてそうなったのかはこれから詳しく教えてやる」

「……」



「あれはお前が病院に運ばれた後の話だ──」

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